60年代末期サイケデリックの洗礼を受けたプレイヤー達は、ドラッグによる幻覚症状を何とか音で表現してみたいという欲求から、
通常では考えられない楽器の使い方や変則リズム、また特殊な楽器や身の回りにある、
ありとあらゆる音を音源として、新たな音楽の可能性を模索し始めた。
また別の動きとして、他のジャンルの音楽も積極的に取り入れ、最新の電子楽器や高度な演奏技術、
難解な歌詞、変調、変則リズムなど新しい手法で未知の音楽を創り上げようとする集団も現れた。
これらロックの異端ともいうべきサウンドを総称して“先進的”という意味でプログレッシヴ・ロックと呼んだ。
プログレのサウンド形態はインストゥルメンタル部分が多く、歌詞や唄を必要としないことも多かったため、
世界各国で素晴らしいバンドが次々と現れたのも、その特徴の1つだ。




■プログレッシヴ・ロック(イギリス)

危 機/イエス
CLOSE TO THE EDGE/YES

1972年 Atlantic/ワーナー・パイオニア



狂気/ピンク・フロイド
DARK SIDE OF THE MOON/PINK FLOYD

1973年 東芝EMI



ジェラルドの汚れなき世界/ジェスロ・タル
THICK AS A BRICK/JRTHRO TULL

1972年 Chrysalis/EMI



燃ゆる灰/ルネッサンス
ASHES ARE BURNING

1973年 Capitol/東芝EMI



スノーグース(白雁)/キャメル
THE SNOW GOOSE/CAMEL

1975年 Decca/Polydor(リンク先工事中)



エア・カット/カーヴド・エア
AIR CUT/CURVED AIR

1973年 Warner Bros./ワーナー




■カンタベリー・ミュージック

聖ダンスタンス通りの盲犬/キャラヴァン
BLIND DOG AT ST.DUNSTANS/CARAVAN

1976年 BTM/Repertoire



■プログレッシヴ・ロック(オランダ)

ハンバーガー・コンチェルト/フォーカス
HAMBURGER CONCERTO/FOCUS

1974年 Polydor



■プログレッシヴ・ロック(イタリア)

幻の映像/PFM
PHOTOS OF GHOSTS/PFM

1973年 Manticore(リンク先工事中)