マ〜モ

ミクスチュア・ロック MIXTURE ROCK

ヘヴィ・メタルとファンク、この相対する2つの音楽が80年代中期、アメリカの西海岸のグループ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズフィッシボーンによって合成され結実した。
彼らは、ファンキーなリズムにスラッシュ・ギター・リフを絡ませ、ファンクのヨコノリとヘヴィメタのタテノリを自在に引きだした。この乾いたサウンドは、まさに西海岸的であり、スケーターやボーダー達に絶大な人気を得た。(HINE)



モッズ MODS →


モッシュ&ダイヴ MOSH & DIVE

激しいパンクやヘヴィロックのライヴ会場で行われる観客どうしの行為で、ステージ近くに行き、曲にノッて体をぶつけ合ったり、人垣に向かって突進したりすることをモッシュまたはモッシュ・ダンスと言う。Slum Danceスラム・ダンスも同義語。また、モッシュしている人たちの上に乗る行為をダイヴ、手をぐるぐる回しながら右往左往することをWIND MILLウインド・ミル(直訳すると風をかき回す)などと言う。もともとスタンディング・タイプ(立ち見)の小規模なライヴ・ハウスでよく行われていた行為だが、最近では比較的大きく空いている会場でも行われるようになり、危険なため演奏を中断せざるを得ない状況も多々あるようで、事前に禁止するアナウンスをすることが多くなってきている。ミュージシャン側も音楽を聞きに来たとは思えないこういった行為に頭を悩ませているようだ。(HINE)



ヤユヨ



ユーロ・ビート EURO BEAT

パンクブーム以来、ニューウェーヴの流れは完全にブリティッシュ主導となっていったが、その音楽傾向はロックのみならず、ポップスにまで影響を及ぼした。その中にテクノ・ポップやノイズ・ミュージックなどがある。
特にテクノ・ポップは日本が誇る世界的和製アーチストYMOのビッグ・ヒットなどもあり、イギリスでは絶大な人気を博した。このコンピューター・ミュージック独特の早いリズムを強調した軽快でポップなサウンドをユーロビートと呼び、スクエアな4ビートが異常に強調され、それにのって16ビートが適当なパターンで繰り返されるという特徴をもっている。
この後、80年代初頭にはユーロ・ビートはアメリカへ渡り、FUNKなどと共に大ディスコ・ブームをつくりあげていくのであった。
また、96年のジャミロクワイの世界的大ヒットにより、再びダンス系ビートが注目され、翌年頃からベテラン・アーティストとともにユーロビートも復活を果たしている。日本でも小室哲也プロデュースによって、ユーロビートやジャングル・ビートが大ブレイクしたのは周知の通り。(HINE)



ラ〜ロ,ワ

ライナー・ノーツ LINER NOTES

レコードやCDに付いている解説書。通常音楽評論家や音楽雑誌の記者などが書く場合が多い。特に英語が標準言語でない日本では、ライナーもアルバムの重要な要素であり、解説ライターの人気がそのままそのアルバムのセールスに結びつくこともあるくらい重要な位置を占めている。代表的な人気ライターでは、ハードロックやR&Bに詳しく文章自体も面白い渋谷陽一氏や、ヘヴィメタルにめっぽう強く資料性も高いライナーを書く伊藤政則氏などがいる。(HINE)



ラップとヒップホップ RAP&HIP HOP

ラップは70年代初期にニューヨークで発祥し、スクラッチやブレイクダンス、極彩色ペインティングなどと共にニューヨークの黒人達の中で育った。これら一連の文化をヒップ・ホップという。
82年にはグランドマスター・フラッシュ&フューリアス・ファイブが「ザ・メッセージ」をヒットさせ、ラップはついに全米規模の広がりを見せるようになる。
86年には、ランDMCがエアロスミスの「ウォーク・ディス・ウェイ」をカヴァーし大ヒット(このヒットで、ほぼ引退状態にあった、エアロスミスも息を吹き返し、再び第一線で活躍するようになったのは周知の通り)、ヒップホップ人気を決定づけた。さらにビースティー・ボーイズのハードロックの名曲からの数々の引用などもあり、ヒップホップは世界的規模でブームとなり90年代半ばまで全盛を極める。(HINE)



ラテン・ロック LATIN ROCK

今日ではラテンロック=サンタナというイメージが完全に定着しているが、69年のウッドストックでサンタナが衝撃デビューを果たすまでは、ブラジル音楽をロックビートで演奏したセルジオ・メンデス&ブラジル'66やラテン系ポップスがラテンロックと言われていた。しかし、サンタナが出現し、その音楽的完成度の高さから一躍ラテンロックが脚光を浴びると続々と同じタイプのバンドがデビューを果たした。その中でも、マロやエルチカーノなどは人気を得るが、結局サウンドの融合がうまくいかずに進歩がなく、飽きられる形で姿を消していった。一方サンタナは、10年に一度毎のビッグヒットや常に変化をつづけるサウンドで、今もなお第一線で活躍している。(HINE)



リズム&ブルース→R&B


リバプール・サウンド LIVERPOOL SOUND

ブリティッシュ・ビート、マージー・ビートなどの言葉も同類の意味を指す。
60年代前半、ビートルズを中心に、リバプール出身のアーチスト達が数多く活躍したことから、ロンドンやマンチェスターなども含み、この時代に全英規模で爆発的に流行したポップサウンド全体を指している。
特徴としては「オリジナルの楽曲が多い」「アタッチメントなどを使わない、クリアなエレクトリックサウンド」「ギター主体のグループ演奏」「シャウト・スタイルのヴォーカル・ハーモニー」などがあげられる。(HINE)



リミックス RE-MIX

すでに発表済みの曲をミックス・ダウン段階からやり直し、バージョン違いの曲を作ること。80年代から盛んに行われるようになり、近年では大幅にオーバーダビング部分を追加したり、元の曲が分からなくなるくらい手を加えたものまで出現している。(HINE)



ルーツ・ロック ROOTS ROCK

80年代の終盤〜90年代にかけて、オルタナティヴやグランジ系のアーチストが、カントリーやスワンプ、ブルースなどのエッセンスを曲の1部に取り入れるという手法が流行した。それはしだいにエスカレートし、ついには本物のサザン・ロックやカントリー・ロックの新人アーチストまで生み出してしまうことになる。そして、そういった古典的なロックのことを90年代にはルーツ・ロックと呼ぶようになっていった。(HINE)



レア・グルーブ RARE GROOVE

1970年代のB級ファンク。80年代以降のラップ・ミュージックで引用されたり、クラブDJたちにバック・トラックとして使われたりするうちに、その原曲自体が再びブームになることがある。そういった曲をレア・グルーブと呼ぶ。(HINE)



レイドバック LAID BACK

リラックスしたムードを意味し、サザン・ロックなどアメリカ南部音楽独特のルーズな雰囲気に対して使われる。70年代初頭、アメリカへ渡ったエリック・クラプトンが、これらの音楽に強く影響されサウンドを激変させてから、レイド・バック・サウンドとして特に脚光を浴びるようになった。(HINE)



レイブ RAVE

1988年にイギリスで生まれたダンスの新しい動向。自由な踊り方で、自己解放することを目指すもの。その後エスカレートし、1万人規模の屋外大パーティーにまで発展するようになると、ストーン・サークルを作ったり、モノリスを想起させる2本の黒柱の周りを8の字を描きながら踊ったりと、サイケデリック時代のヒッピーにも似た精神性を持つレイブ・カルチャーを産み、90年代にはアメリカや日本にも飛び火した。(HINE)



ロックンロール ROCK'N' ROLL

黒人R&Bと白人C&W(カントリー&ウエスタン)を合成によって生まれた音楽で、1955年頃より流行した。最盛期はビートルズが活躍し出した63年頃までで、ロカビリーやその後の様々なロックの基礎となっている。
また、代表アーチストとしては、“ロック”という言葉を初めてメジャーにさせた「ロック・アラウンド・ザ・クロック」(1955)のビル・ヘイリーチャック・ベリーエルビス・プレスリーバディ・ホリーリトル・リチャードチェット・アトキンス、ジェリー・リー・ルイス、ボビー・ダーリン、エディ・コクランなどがいる。(HINE)



ロカビリー ROCKABILLY

50年代後期に流行したロックンロールとヒルビリー・ミュージック(大衆音楽を取り入れた民族音楽)を合成した音楽で、発祥はメンフィスのサン・レコードというアメリカ南部のローカル・レーベルに所属するアーチスト達であったと言われる。有名アーチストでは、そのサン・レコードに所属していたビリー・リー・ライリー、ウォーレン・スミス、カール・パーキンス、初期のエルヴィス・プレスリーや他に「ビーバップ・ア・ルーラ」で有名なジーン・ヴィンセント、ジョニー・バーネット、等がいる。
また、ロカビリーはイギリスでは根強い人気があり、80年代にも“ネオ・ロカビリー”の呼称のもと、ストレイ・キャッツやロバート・ゴードン等のスターが生まれている。(HINE)



ローファイ Lo-Fi

ハイファイ化する一方の音楽環境に対するアンチテーゼ的サウンド。カセットテープやシングル盤レコード、おもちゃ楽器などを積極的に使い、テクニックやスタイルだけでは収まらない音作りの可能性をさぐるもの。グランジという言葉が、カート・コバーン(ニルヴァーナ)の他界によって、形だけのものになってしまった後、新たにメディアで囁かれ始めた言葉。(HINE)



ワールド・ミュージック WORLD MUSIC

1987年頃からイギリスの音楽業界で使われ始めた用語で、先進国以外の土着性の強いポピュラー・ミュージックを指す。これらをワールド・ワイドに紹介することで、英米の音楽に飽きたリスナーにも刺激を与え、音楽業界全体を活性化しようと画策された。ロック界では80年代前半からすでにレゲエやアフリカン・ビートを取り入れたサウンドがニュー・ウェイヴ層を中心に横行していたが、しだいにアジアや北欧などへもイメージをふくらませていった。また90年代に入ると、ヒーリング・ミュージック・ブームに乗って、特にヒーリング効果があるとされるケルト・ミュージック(アイルランド音楽)が注目されることとなった。



A〜K

AOR (ADALT ORIENTED ROCK)

アダルト・オリエンテッド・ロックの略で、中年になった、かつてのロック世代を狙ったメロウなポップ・サウンドのロックのこと。
この手の音は古くからあったが、78年にソロデビューした、ミスターAORことボビー・コールドウェルの「風のシルエット」の大ヒットにより一躍脚光を浴びるようになった。
他には、ハードロック・バンド“パリス”を辞めソロになったボブ・ウェルチボズ・スキャッグスバーティ・ヒギンス、ルパート・ホルムズなどがいる。
余談だが、ボビー・コールドウェルはキャプテンビヨンドの同姓同名のドラマーとは別人です。(HINE)



HR/HM

Hard Rock/Heavy Metalの略。80年代のヘヴィメタル全盛期には、ヘヴィメタ人気に乗じてベテランのハードロック・バンド達をも売りこもうとするレコード会社の戦略が見え隠れした。しかし、古くからのハードロック・ファンからはヘヴィメタルとの明確な差を求められたため、苦肉の策としてこのような表記がなされたのだと思われる。尚、HM/HRという表記がなされることもあり、どちらに重きを置くかでHRとHMが前後する。(HINE)



L〜Z

MOR (Middle Of the Road)

中道という意味。ジャンルの枠にとらわれない、解りやすい音楽。AORというジャンル分類がないアメリカでは、イージーリスニングやフュージョンとともにAORもこの分類に入れている。(HINE)




NWOBHM (NEW WAVE OF BRITISH HEAVY METAL)→




R&B(リズム&ブルース) RHYTHM & BLUES

1940年代に登場し、50年代中期まで全盛を極める黒人大衆音楽で、ブルースからの発展型。
それまでのビッグバンドによる演奏法を小さな演奏ユニットにし、ジャズやドゥー・ワップ、バラードなど多彩な音楽を吸収し、ロックンロール登場への橋渡しをした。後のロックンローラー、チャック・ベリーリトル・リチャードなども、元は正統派R&Bシンガーだった。(HINE)



UKロック&コアパンクブーム U.K. ROCK & CORE PUNK BOOM

90年代に入り、ニルヴァーナの登場から様々な、ラップとの融合やテクノの融合などが見直され、アメリカではUKロック(オアシスなど)のメロディーや歌詞を重視したサウンドに魅了された。
また、スノーボードブームが到来。そのイメージビデオ等でインディー系のコアパンクミュージックが多く使われ、グリーンデイやオフスプリングがメジャーデビューした。
日本では”メロコア”と呼ばれるこのジャンルは、ハードロックとパンクの混じった物の様な物である。(KK)



1〜9

3大ロックギタリスト

60年代後期より活躍し、ギタリスト達の間で絶大な人気を誇っていたエリック・クラプトンジェフ・ベックジミーペイジの3人はヤードバーズという同じバンドに在籍していたことから、3大ギタリストと呼ばれてさらに注目を集め、常に比較される宿命を背負っていった。当時の批評家達の評価はこうだ・・・「ギターの神様クラプトン、孤高の天才ロックギタリスト・ジェフベック達と一般人ジミーペイジを比べるのはあまりもかわいそうだ」とか、「クラプトンやペイジは大成功を収め第一線で活躍しているのに比べ、なんともベックは地味すぎる」など・・・
ジミーペイジ・ファンのために弁護しておくと、この3人はまったく違うプレイ・スタイルであり、比較すること自体意味の無いことだが、当時はギタリスト花形時代であり、ソロ・パートでいかに派手に決めるかが注目の的であった。ペイジのスタイルはプロデューサーとしても活躍した彼らしく、バンド全体のサウンドを殺さないようコンパクトなソロ・パートとリズム中心の組み立て方であった。これはその後登場したヘヴィメタル系バンドの模範となるスタイルで、先進性という意味では一歩先をゆくものであったのだ。また、クラプトンがヴォーカリストとして活躍し始めた頃、「昔神様、今ただの人」などと言われた時期もあったが、ジミ・ヘンドリックスやデュアン・オールマンでさえクラプトンを夢見てデビューしているわけで、現在のハードロック系ギタリストは間接的にしろ、すべてクラプトン奏法に何らかの影響を受けていることを思えば、やはり今でも神様に違いないだろう。
ベックについては、誰がどこから見ても天才とわかりますね(^_^) (HINE)