Slade written by suma
この4人で、69年にThe 'N Betweensを結成。地道に活動をする。 Ambrose Sladeに改名後、フォンタナレコードよりデビューするもまったくヒットせず。 ジミ・ヘンドリクスのマネージャーであったチャス・チャンドラーがマネージメントに参加、Sladeとして70年にアルバム「Play It Loud」で再デビュー。 その後は前述の通りグラムロックの波に乗り、文字通り大ヒットを連発する。 全英1位を記録したシングルだけでも、 「Coz I Luv You」(71年) 「Take Me Bak' Ome」(72年) 「Mama Weer All Crazee Now」(72年) 「Cum On Feel The Noize」(73年) 「Skweeze Me Pleeze Me」(73年) 「Merry Xmas Everybody」(73年) と枚挙にいとまがない。 シングルヒットばかりが取り上げられアルバムアーティストとしては印象の薄いSladeだが、「Slayed ?」「Sladest」「Old New Borrowed and Blue」と三枚続けて全英1位を記録しており、まさしくSladeはイギリスの国民的バンドとして大人気を博していたのだ。 さて、グラムロックムーブメントが終焉に向かうと共に、Slade人気にも陰りが見え始める。 主演映画のサントラとして74年にリリースした「In Flame」は、シングル「Far Far Away」こそかろうじてNo.2に滑り込むものの、アルバムとしては全英6位とSladeにしては少し落ち込みの見えるセールスであった。 そして、「Nobody's Fools」が14位にランクされるが最後、Sladeはチャートから姿を消すこととなる。 Sladeの名前が一般音楽ファンからすっかり忘れられた83年、前述の通り、Quiet Riotが「Cum On Feel The Noize」をカバーして大ヒットさせる。 ここで同年、待ってましたとばかりに、「The Amazing Kamikaze Syndrome」がリリースされる。 (実際には彼らは根気強く活動しており、このアルバムもその過程で発表された一枚に過ぎないのだが)にわかSladeブームに沸いていた音楽界で、このアルバムは非常に好意的に受け入れられ「Run Runaway」と「My Oh My」の二大名曲がシングルカット、イギリス・アメリカで大ヒットを収める。 その後も彼らは精力的に活動を続けたが、ノディとジムは音楽界から一歩退き、デイヴとドンはSlade-IIというバンドを新たに結成、精力的に活動を続けていたが、2002年になってノディとジムも戻りSladeとして復活。「Cum on Let's Party」というアルバムをリリースしている。 これが現時点での最新作、まだまだ彼らにはパワー溢れる音楽を演っていって欲しいものだ。 Discography 主なアルバムのみ掲載。 全ての音源を聴くに至っておらず、コメントが付けられない作品があるのをお詫びいたします。 尚、Nobody's FoolsのみHINE氏によるアルバム解説が付いています。 1969 Beginnings Ambrose Sladeとしてのデビュー作 1970 Play it Loud Sladeとしてのデビュー作 グラムチックなサウンドはまだ聴かれない 1972 Slayed ? トップスターの座に上り詰めた初期の名盤 1973 Sladest 1974 Old New Borrowed and Blue 1974 In Flame 主演映画のサントラ 白い衣装が印象的 1976 Nobody's Fools 1977 Whatever Happened to Slade 1981 We'll Bring the House Down 1981 Til deaf do us part 1983 The Amazing Kamikaze Syndrome Slade復活の快作 1985 Rogue's Gallery 1985 Crackers セルフカバーによるクリスマスアルバム 1987 You Boyz Make Big Noize 2002 Cum on Let's Party |