THE CARS カーズ


70年代後半から80年代前半にかけて、ほとんどのロックファンは2つに分かれていたといっても過言ではありません。
 1つはクラッシュ、トーキング・ヘッズ、カーズといったパンクロック系。もう1つはエアロスミス、クイーン、カーズといった主流のロック系、、、、。
 そうです。ここで紹介するカーズは双方のファンから支持されていたバンドなのです。彼らは1977年の大晦日に正式に結成されました。
リック・オケイセック
(リズムギター、ヴォーカル)
ベンジャミン・オール
(ベース、ヴォーカル)
グレッグ・ホークス
(キーボード、サックス、ヴォーカル)
エリオット・エーストン
(リードギター、ヴォーカル)
デイヴィッド・ロビンソン
(ドラムス、パーカッション)
 それぞれのメンバーは以前から音楽シーンで活躍していました。リックとベンは「ミルクウッド」というバンドで活動しており、1973年にはアルバムもだしています。また、このアルバムで1曲すでにグレッグも参加。その後、「リチャード&ラビッツ」(グレッグも参加)、「キャップン・スイング」(エリオット参加)とバンド活動を展開。そしてデイヴィッドを迎えて「カーズ」発車!となります。
 デイヴィッドがカーズの名付け親で、バンドロゴやアルバムジャケットも手がけることになります。”カーズ”という名前について「シンプルでいて、アメリカを象徴している」からとのこと。こうして彼らはデモテープを制作。これが地元ボストンのラジオ局でガンガンに流され好評。アリスタとエレクトラの各レコード会社が積極的に接近してくるのですが、「アルバムジャケットのデザインを好きにさせる」という条件(笑)でエレクトラに決定。こうしてメデタクデビューとなります。(FIXX)


ディスコ・グラフィー(タイトル・クリックでアルバム解説へジャンプ)

1978年 The Cars(錯乱のドライヴ)
1979年 
Candy-O(キャンディ・オーに捧ぐ)
1980年 
Panorama(パノラマ)
1981年 
Shake It Up(シェイク・イット・アップ)
1984年 
Heartbeat City(ハート・ビート・シティ)
1985年 
The Cars Greatest Hits(カーズ・グレイテスト・ヒッツ)
1987年 
Door To Door(ドア・トゥ・ドア)
1995年 
Just What I Need(カーズ・アンソロジー)