Y & T (イエスタデイ&トゥデイ)


★HINE & MSG の対談シリーズ「Y&T」

H:あまりこのバンド資料が無くて、実体が見えないんだけど、分かってるところでは、1973年にアメリカで結成し、下積み後、Yesterday & Todayとしてデビューしたんだよね。
実は、イエスタデイ&トゥデイという名前は知ってたんだけど、Y&Tがこのバンドだったとは知らなかったよ・・・MSGに聞くまでは・・・(^∇^;
これって、正式に“ワイアンドティ”に改名したの?それともただの略称?

M:結成時期はよく分からないけど1976年にロンドンレコードからデビューですね。
バンド名は1981年A&Mレコード契約時、正式にY&Tに改名してます。

H:なるほどね〜。結成はアメリカのファン・サイトに73年ってかいてあったよ・・・たぶん・・・あの、その・・英語だったので・・・(^_^;
そうそう、例によってオリジナル・メンバーを教えてくれる?

Mデイヴ・メニケッティ Dave Meniketti/lead guitar,lead vocal
  ジョーイ・エルヴィス Joey Alves/rythem guitar,vocal
  フィル・ケネモア Phil Kennemore/bass,lead vocal
  レオナルド・ヘイズ Leonard Haze/drums

H:なんか、ギターのDaveはしょっちゅうどこかの賞のベスト・ギタリストにノミネートされたり、受賞したりしてたみたいだけど、そういう意味では、けっこう古典的なギター中心のハードロックバンドだったのかね〜?

M:バックボーンがオーソドックスなロックンロールと思われるので古典的な部類に入るかも知れませんね。

H:Y&Tって本国アメリカより日本で絶大な人気を誇ってるみたいだけど、曲を聞いてみると、とてもメロディアスだよね〜
このへんが、日本でうける理由かも。「ミッド・ナイト・イン・TOKYO」なんて曲もあるしね・・・。ちなみに、82年には来日もしてるよね。

M:アメリカでも西海岸ではけっこう人気あったんですが、やはりあのメロディーが日本人のツボにはまった感じですね(^_^)
ミッド・ナイト・イン・TOKYOは初来日時、日本に感銘を受けて曲にした事は有名っす!

H:90年に一度解散してるよね〜!?この年リリースした10枚目のアルバムでは、元ジャーニーのスティーブ・スミスがドラムを叩いてたと書いてあったけど・・・これも英語だったので不確かだけど・・・(^_^;
このへんも解散の原因になったの?

M:う〜ん この時期Y&T聴いていないんですよ・・・
ただセールス的に成功してないようでしたのでレコード会社との契約問題もあったと思います。

H:・・・ふむふむ。
その後、95年に再結成してるわけだけど、メンバーの交代などはあったの?ついでに、バンドの歴史を通してのメンバーチェンジなども、教えてくれる?

M:1987年にドラムがJimmy Degraso ジミー・デグラッソに・・・。
再結成時はデイヴ、フィル、ジミーと
Stef Burns ステフ・バーンズ(g)です
これくらいだと思ってたのですがスティーブ・スミス叩いてたんすね・・・知らなかった。

H:いや、たぶんだよ・・・(^_^; 正確に知りたい人はアメリカYahoo!でY&Tと検索してみてください〜(逃げ腰)
この再結成後のY&Tはアルバムを日本先行発売するなど、ますます日本びいきになってきたねえ・・・。
しかし、また98年頃からメンバーのソロ活動が目立ってきて、Y&Tのバンド存続は危ういの?

M:最近の活動とか全然把握してないんですよ・・・日本先行発売については単に輸入盤対策でしょう。
昔デイヴがスピルバーグにギターを教えていたらしく、その関係でスピルバーグがプロモーションビデオを制作すると噂があったのですが、実現していればバンドの知名度が不動のものになっていた可能性あったんですけどね・・・。

H:へ〜〜、そりゃチャンスだったのにね〜。楽器を弾く恐竜が出てきて、東京で大暴れしちゃうとか・・・で、最後はメンバーが演奏するのにつられて、恐竜たちも踊り出すとか・・・(^o^)

M:・・・・・・・

H:おいおい、そこで、突っ込み入れてくれなきゃ(笑)
最後にY&Tの魅力を少し聞きたいな〜、サウンド的にでもいいし、ルックスなど
でもいいよ!なにしろ、オレが初めて聞いたのは去年だから、あんまり知らないのよ実は(爆)

M:やはりデイヴのボーカルと曲のメロディーラインにつきるんじゃないでしょうかね〜
個人的にはA&Mレコード時代のものを聴いとけば間違いないと思います。

H:ありがとう〜〜!

(HINE&MSG)




Yesterday And Today
London

Stuck Down
London

Earthshaker
A&M

Back Tiger
A&M

Mean Streak
A&M

In Rock We Trust
A&M

Down For The Count
A&M

ディスコ・グラフィー

1976年 YESTERDAY AND TODAY(イエスタデイ&トゥデイ)
1978年 STRUCK DOWN(ストラック・ダウン)
*元ランナウェイズのチェリー・カーリー(vo)がバック・ボーカルで参加
1981年 EATHSHAKER(アースシェイカー)*このアルバムからY&Tに改名している
1982年 BLACK TIGER(ブラック・タイガー)
1983年 MEAN STREAK(ミーン・ストリーク)
1984年 IN ROCK WE TRUST(イン・ロック・ウィ・トラスト)
1985年 DOWN FOR THE COUNT(ダウン・フォー・ザ・カウント)
1985年 OPEN FIRE 
*A&M時代のライブ盤
1987年 CONTAGIOUS(コンティジャス)
*ドラムがジミー・デグラッソに代わってます
1987年 FOREVER *A&M時代のベスト盤
1989年 ANTHOLOGY 
*ライブを含むベスト盤
1990年 TEN(テン)
*このアルバムを最後に一時解散
1990年 BEST OF '81 TO '85 *またまたA&M時代のベスト
1991年 YESTERDAY &TODAY LIVE 
*90年に行われたライブを収録
1995年 MUSICALLY INCORRECT(ミュージカリー・インコレクト)
*ステフ・バーンズ(g)を加えた再結成後初のアルバム
1997年 ENDANGERED SPECIES(インデンジャード・スピーシーズ)
1998年 LIVE ON FRIDAY ROCK SHOW 
*82年、84年のライブを組み合わせたもの

<資料提供:MSG>



Open Fire
A&M

Contagious
Geffen/ビクター

Ten
Geffen/ビクター

Yesterday & Today Live
Metal Blade

Musically Incorrect
Brunette/アルファ

Endangered Species
Brunette/エイベックス

Live On Friday Rock Show
BBC Strange Fruit