ロックファン注目の店探訪(2) <70's Good Music Bar>


訪問日:2004年1月25日(日) 場所:新宿歌舞伎町 70's Good Music Bar「クロウダディ・クラブ」

(注)本文中写真クリックで拡大します。




Crawdaddy Club入口
 クロウダディ・クラブは、うちのサイトによく来てくださっているJBさんが音響システムをコーディネイトしていらっしゃるお店で、JBさんのご紹介によってセッティングしていただき、今回の訪問が実現しました。
 当日はえさかさん、JBさんと新宿駅東口のアルタ前で待ち合わせ3人で現地へと向かいました。場所は新宿駅から歌舞伎町を抜け徒歩10分ほどの所で、辺りはきらびやかなネオン街、日曜の夕方だったので、それほど人通りもなかったですが、普段は賑やかな所です。

DADDYさんとHINE(撮影えさかさん)
 クロウダディ・クラブはこの日お休みだったのですが、店主さまの特別なお計らいで、この時だけ取材用に開けていただきました(感謝)。
 入口は少し狭く分かりづらいかも知れませんが、青のペインティングで統一してあるのが目印です。その入口から地下へ降りると、さっそく通路にロック系のそれらしいポスターなどが貼ってあります。この通路は意外と広い。
 入り口付近の写真をパシャパシャと撮っていると、わざわざ店主さんらがお出迎えしてくれました。店主の宮本さん(DADDYさん)は、第一印象からとても優しく物腰が柔らかそうな方に見えました。風貌はロンゲに色白のいかにも70'sロック野郎です!
 店中へ入ると、まずその広さに驚かされました。想像していたより全体スペースが広く、座席も通路もゆったりとしています。そして、入ってすぐに目に付いたのが、ドでかいスピーカー。これが自慢の音響システムなのだなと思いつつ、案内されるまま奥へ入りました。一番奥は小さなライヴが出来るステージがあり、機材が所狭しと置いてありました。普段はここにスクリーンが出ていて、VTRやDVDによるライヴ映像などが映し出されています。
 店内には、DADDYさん、JBさん、えさかさんの他に、とてもCuteな女性と髭をたくわえたJBさんのお知り合いと思われる方もすでにお待ちでした。後で知ったのですが、その女性はDADDYさんの奥様で、髭のミスターS(Marquee)さんは、DADDYさんの奥様を除いて一番年下だということがわかりビックリしました。ちなみにDADDYさんとは同い年でした(^_^)
 まだ昨年の暮れ12/3にオープンしたばかりだということで、店内はきれいですが、壁やカウンター、トイレにいたるまでロック好きにはたまらない展示物があり、ロック好きの店主DADDYさんのこだわりが感じられます。少し紹介しておくと、壁の上の方にはサイケ調ロック・ポスターやミュージシャンたちの写真・イラストがずらりと並び、柱にはガラスケースに入ったギターが展示してあります。その中には、エドガー・ウインターとリック・デリンジャー直筆サイン入りのものや、ジミー・ペイジが最初に使っていたものと同型の56年型レス・ポールもありました。これらはすべてDADDYさん自らが趣味でコツコツと集めたものだそうです。すごい!
DADDYさんは、何を隠そう大のZep.ファン。ですから店内で流すCDのリクエスト用リストにも、ツェッペリンのCDだけ異常に多いです(^_^)、その他の傾向としては主に70年代ものハードロックとプログレ、80年代以降のHM/HRが充実しています。個人的にはUFOやカンサスのCDがいっぱい揃えてあったのが嬉しかったです。また、その他にもVIDEO/DVDリストがあり、70年代の貴重な映像をリクエストして見るこ

店主のDADDYさんと奥様
とができます。音へのこだわりも、ここにあるJBL製434MarkIIという巨大スピーカーを見れば分かるはずですが、ちょうどこの日はJBさんによるサウンド・チェックがあり、大音量で迫力のサウンドを体験できました。手みやげに持っていった年末企画CDもかけていただきましたが、家で聞くのとは当然大違い。「毎日こんなにいい音で聞けたらいいね〜」とえさかさんと顔を見合わせながら楽しんできました。
 料金体系は、チャージ料1,000円で夜7時からラストまで居られて、あとは酒代とツマミ代のみです。今のところライヴ生演奏が入っても特別料金は取られないそうなので、かなり良心的です。奥様が作るツマミは和食系が充実しています。常連になれば隠しメニューもありそうですよ!
 ライヴ・ステージへ出演なさる方は、プロ・アマを問わず常に募集中とのことです。腕に自信のある方はぜひ飛び込みでもDADDYさんに相談してみてください。メンバーが足りない場合には、DADDYさん自らステージへ助っ人に出ることもあるそうですよ!
最後に店の名前の由来ですが、「Crawdaddy Club」と
はロンドンにあったブルースクラブで、昔ストーンズやヤードバーズ等がブレイク前によく演奏していた店とのことです。

とにかく至る所に店主DADDYさんのこだわりが感じられる、70年代フリークのオアシスのようなお店です。ロック好きのみなさんなら、一度はチェックしに行ってみなければいけないお店ですよ、これは!(HINE)

70's Good Music Bar BAR Crawdaddy Clubのサイトはこちらから



Crawdaddy Club写真館

1,500枚以上あるCDがギッリチ。手前の熊のぬいぐるみも貴重品

左から、ミスターS氏、JBさん、えさかさん、奥様、DADDYさん

Purple Hazeの中のえさか氏
注・煙は
着色しています(笑)

楽器や機材も常備してます

入り口付近にあったディスプレー

壁面にはポスター類が並びます

地獄の軍団

スピーカーの大きさに注目


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