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ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ/マニック・ストリート・プリーチャーズ
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2009年7月6日 21時21分
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因みに、このジャケットは「女の子」です
「この曲、昔どこかで聴いた事があるなぁ?」と感じる曲が「名曲」だと思う事がある。
それは耳に馴染みやすいメロディや心地よいビート、そしてどこか青春の甘酸っぱい懐かしさを思い起こさせる'60〜'70年代風の曲だ。
マニック・ストリート・プリーチャーズ(以下マニックス)の「オータム・ソング」という曲が正にそういうナンバーだった。
実は、このマニックスの事はその「オータム・ソング」を含む前作の「センド・アウェイ・ザ・タイガーズ」で初めて知ったのだ(汗)。
スタイルはラウドなギターが鳴り響く古典的なロックの王道というべきR&Rなのだが、ポップなアレンジとキャッチーなメロディが、随所に散りばめられており、ライブでは凄く盛り上がるだろうなぁと感じさせる素晴らしいアルバムだった。
この「ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ」は、その「センド〜」以来となる約2年ぶり9作目のアルバム。
実はこのアルバム、1994年に発表された傑作3rdアルバム「ホーリー・バイブル」発表後の1995年に突然失踪した、ギタリストであり作詞を担当するリッチー・ジェームスが残した遺言とも言える「詩」の数々に対する封印を14年ぶりに解いて、作られたアルバムだ。
そのきっかけになったのが昨年2008年11月、行方不明のまま正式にリッチー・ジェームスの「死亡宣告」が出された事だ。
だから、このアルバムは本来4thアルバムとして発表されるべき作品で「ホーリー・バイブル」の続編という位置付けで作る必要性があった。
その為ここ数年、すっかりポップ寄りになった楽曲の傾向を解体し、1995年当時のダークでヘヴィな音を蘇らせなければならなかった。
1994年、「ホーリー・バイブル」と同時期に発表されたニルヴァーナの「イン・ユーテロ」をプロデュースしたスティーヴ・アルビ二に、このアルバムを頼んだのはニルヴァーナのような「ノイジーで暴力的な音の緊張感」を求めた結果だろう。
そしてアルバム・ジャケットのアート・ワークに「ホーリー・バイブル」と同じジェニー・サヴィルのディープな作品を使ったのは、必然と言える。
重厚なギターとアグレッシヴなヴォーカルが際立つM-1「Peeled Apples」の、凄まじいまでのグルーヴに先ず圧倒される。アルビ二効果が炸裂したナンバーでアルバムは幕を開ける。
かと思えば、M-2「Jackie Collins Existential Question Time」や、M-5「Journal For Plague Lovers」といったキャッチーな部分のマニックスも、決して忘れてはいない。
アルバム全体としては、へヴィな部分とポップな部分が見事に調和して、これ迄のマニックスのアルバムの中でも出色の出来だと言える。
リッチー失踪後、悪戦苦闘してきた残されたメンバーの努力の結晶が、リッチーの詩(死)を受けて「最高傑作アルバム」を完成させたのだ。
それにしても、アルバムで一番ポップなM-2で「ねぇ、マミー、セックス・ピストルって何?」と執拗に繰り返すリッチーの歌詞には脱帽(笑)。
私のように英語の分からない方は、日本盤でリッチーの散文詩のような歌詞を堪能してみて下さい。(OASI-Z)
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TINTED WINDOWS / ティンテッド・ウインドウズ
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2009年6月16日 18時27分
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久しくこういうスーパー・グループって無かったな
スーパー・グループと言われて思い出すのはUKとエイジア。でもよく考えてみるとEL&PとかCSN&Yもスーパー・グループの走りなんだろうな。
その前になるとクリームとかブラインド・フェイスなんかもそうなんだろうけど、その頃はリアルタイムに聴いていないから正直“ピン”と来ない。
ベースがファウンテインズ・オブ・ウェインのアダム・シュレシンジャー、ヴォーカルがハンソンのテイラー・ハンソン(ってよく知らない(汗))、そしてギターが元スマッシング・パンプキンズのジェームズ・イハ!、更にドラムがあのチープ・トリックのバン・E・カルロス!!
おぉ!これは正にスーパー・グループでは無いか?なんか良く分からないけど、凄い事になりそうだなと思って聴いてみたら、私好みの極上パワー・ポップ!
メンバーの中心人物である、アダムに言わせると「70年代後半のバズコックスやザ・ナックのような音を目指した」という事なんだけど、これはどうみてもチープ・トリック!時にはハードに時にはポップに、そして胸がキュンとする切なく甘いメロディが琴線に触れる。
バンドの構成も、イケメンのテイラーがロビン・ザンダー、銀髪が個性的なイハがリック・ニールセン、そしてバーニーは本人登場!という立ち位置的にも、チープ・トリックを彷彿させてくれて嬉しい。
もっとも、バーニーがこのバンドに加入するきっかけになったのは、アダムが「チープ・トリックのようなドラムを叩けるドラマーを探しているんだけど、誰か居ないかな?」と悩んでいた時、「じゃあいっその事、本人に直接頼んでみようか」と言うことで、ダメ元でバーニーに電話連絡をしたら「じゃあ、音を送ってくれよ」と答えたとの事。その後、バーニーが音を聴いて即座に快諾したらしい。いや〜実に痛快!
バンド内のルールもユニークで、「キーボードは入れない」「ストリングスも入れない」「少年のコーラスは要らない」「ホーンセクションも要らない!」と随所にこだわりが。
とにかく「ライヴ感溢れるサウンド」を目指したと言うだけ有って、どの曲も実にシンプルでオーソドックスなスタイルを貫いている。
当然、ライヴでの盛り上がりは必至だろう。
キャッチーなナンバーが揃っているのだが、シュガーコーティングされた甘〜いメロディとヴォーカルだけの単なるポップ・ソングにならないように、ハードネスなリズム隊と、イハの切なげなディストーション・ギターが、このバンドのサウンドに大きなアクセントを与えている。
特にM-4「Can't Get A Read On You」の歌謡曲ポップス(笑)から、M-5「Back With You」のバラードに至る流れはこのアルバムのハイライトと言える。
アルバム1枚だけでは勿体無い。そんな感想を抱かせる、懐かしさと新しさが同居した楽しいアルバムだ。(OASI-Z)
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All I Ever Wanted-Deluxe Edition / Kelly Clarkson
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2009年5月6日 15時04分
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すでに全米No.1に輝いている本作だが、その内容の充実度は、もはや彼女が単なるアイドル・シンガーではないことを強く印象づけるほど素晴らしいものだった。
デビュー当時からケリー・クラークソンという名前や全米での活躍ぶりは知っていたが、そのルックスや軽いサウンドなどから、どうせ一過性のアイドル・シンガーだろうと、今まで聞かずにいた。それからすでに6年、アルバムも今作で4枚目となり、さすがにここまで生き残っているからには、何かしら魅力があるのだろうと思い直し、注目していたところ、たまたま取材で行ったファッション・ショーで流れていたノリの良い曲がケリーの曲だと知り、本作を購入することにした。
(その曲、「ウィズアウト・ユー」も、すでに全米・全英共に1位という快挙を成し遂げている)
とは言っても、別に何かを期待してアルバムを購入したわけではなく、大ヒット曲が入っているし、1枚ぐらい持っていてもいいかな、というぐらいの軽い衝動買いだった。
しかしながら、予想を大きく覆し、そのロック・スピリットあふれるヴォーカルとサウンドに、完全に打ちのめされてしまった。未聴だが、どうも前作から方向性を変え、かなりロック寄りのサウンドに変わってきたらしい。
最近では、ニューアルバムをこんなに聞き込むことも珍しい。購入してからもう1ヶ月半、ほぼ毎日聞いている。
アラニス・モリセットやアヴリル・ラヴィーンを聞いたときのような奥深さはないが、ストレートに感情を発散させるパワフルなヴォーカルと、好きずきもあろうが、彼女が元々持っている声の質が良いのだろうか、飽きがまったく来ない。
ロック・ファンにお薦めなのは、4曲目の「Don't Let Me Stop You」と5曲目の「All I Ever Wanted」、9曲目「Whyyawannabringmedown」、10曲目「Long Shot」。いずれもケリーのロック・フィーリングあふれるヴォーカルを堪能できるかっこいい曲ばかりだ。
ダンサブル派には、1.「My Life Would Suck Without You」、2.「I Do Not Hook Up」、7.「If I Can't Have You」あたり。
ポップ派には、3.「Cry」、11.「Impossible」、12.「Ready」
R&B派には、14.「If No One Will Listen」(かなりの名バラード)、15.「Tip Of My Tongue」
まあ、結局どの曲も良いのだが、これだけタイプの違う曲を軽々と唄いこなすケリーの実力は、今や完全に認めざるを得ない。
願わくは、これからもケリーにはロック・フィールドで活躍し続けてもらいたいと思うばかりだ。
尚、今回購入したデラックス・エディションに付録していたDVDには、「ウィズアウト・ユー」のPVとメイキングものが映像で収録されているが、特筆すべきものはない。かなり太めになったケリーの体型を心配する方にはどうぞ。
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DAY & AGE / ザ・キラーズ
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2008年12月10日 00時36分
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キラーズと聞いて、ピンキーを思い浮かべた人はアラヒフ世代
1980年代前半、MTVの登場を機に「ブリティッシュ・インヴェイジョン(第2次)」というUKのバンドが、大挙アメリカに進出するというムーヴメントがあった。
その頃のニュー・ウェイヴ、エレクトリック・ポップの音を思い起させてくれるのが、このキラーズ。
しかし、驚く事にキラーズはアメリカはラスヴェガス出身。しかも、1stアルバム「Hot Fuss」は本国アメリカよりイギリスで先に火がついたのだ。
キラーズの成功は、「ブリティッシュ・インヴェイジョン」の時とは逆のパターンという事になる。
キラーズの3rdアルバム、タイトルは「デイ・アンド・エイジ」
M-2の「ヒューマン」がとにかく素晴らしい。
Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロ・・・。デジタルシンセが優しく全体を包み、ポップなメロディーが主導する。
「キラー・チューンとはこういう風にして作るんですよ」という見本のような曲である。
今年、私が聴いた曲の中でもコールドプレイの「美しき生命」と双璧をなす位の名曲だと言っても過言ではない。ただ、コールドプレイの方は多少「大仰さ」が鼻につくような所があるのに対し(まぁ、それが持ち味なんだけど)、このキラーズの「ヒューマン」は実に自然体。力を抜いて作った感じが伝わるし、聴き手も実にリラックスして聴けるのだ。
「ヒューマン」以外にもM-1「ルージング・タッチ」M-3「スペースマン」と、M-2「ヒューマン」を含めた頭3曲を聴くだけでも充分に、このアルバムの素晴らしさを感じ取る事が出来る。
とにかく、キャッチーで分かり易いポップ・ミュージックがキラーズの売りであるし、1stから比べると、このアルバムにおけるソング・ライティングの充実は目を見張るものがある。
イギリスではガンズ&ローゼズの17年ぶりのニュー・アルバムを押さえて、初登場1位に輝いた。
因みに、同じ「ヒューマン」でもヒューマン・リーグが1986年にヒットさせた「ヒューマン」とは別の曲です。念のため・・・。
(OASI-Z)
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残響 / シガー・ロス
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2008年7月23日 23時51分
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とにかくジャケット写真のアート・ワークが最高である!
男なら誰しもこのように「裸で走り抜けてみたい」という衝動に駆られるはず。
(えっ?俺はそんな事ないよって?それってもしかして変態チックな私だけの願望・・・汗)
アイスランド出身の4人組、シガー・ロス(勝利の薔薇)の5枚目のアルバム「残響」は過去の作品と比べて大きな変貌を遂げた。
これまでのシガー・ロスと言えば、長尺で幻想的で悲しみに満ちたドラマチックなアンビエント・ミュージック。季節で言うと冬の冷たい朝の佇まいというのが私の印象だった。しかし、このアルバムでは何かが弾けたように明るく生気に漲っていて、夏のイメージ全開なのだ。
それは“ペンギン・カフェ・オーケストラ”の爽快なメロディに、“アーケイド・ファイア“の躍動的なリズムを合体させたような、M-1「ゴーブルディゴーク」に全てが凝縮されている。
和太鼓のようなパーカッションに、躁状態の手拍子、オーガニックなアコギ、歓喜の「ラララ」コーラス・・・・。
このような躍動と開放感、そして生命力に溢れた「3分間ポップ」は、これまでの作品には見られなかったものだ。
この画期的な変化の原因は詳しくは分からないが、彼らの優れた音楽を、より沢山の人達に聴いてもらいたいという価値観の変化があったのではないかと想像される。その為には短いキャッチーな曲が必要だったのだ。
また、母国アイスランド語が中心だった歌詞にも2曲だけ英語の歌詞が有ったり、タイトルも英語のものが2曲が有ったりするなど、かなり意識の上でも変化が見られる。
曲の高揚感とストリングスが際立つM-2(4:05)、ボーイ・ソプラノ・ヴォーカルが“コールド・ウォー・キッズ”のようなM-4(3:33)など。
このM1〜M4の短いポップ・チューンが、とにかく素晴らしい。
その一方でM-5「フェステェバル」は、これまでのシガー・ロスらしい9分を超える大作。後半部分の盛り上がりは、想像力を喚起させるサウンドとなっている。
そしてアルバムのハイライトM-7「オール・ボート」ではオーケストラと合唱団、総勢90名を超える演奏と歌が鳴り響く9分弱の感動的なナンバー。この曲でアルバムは一気にクライマックスに昇り詰める。
独自の世界観を持った彼らの音楽が進化を遂げて大衆性を獲得し、これまでに無いアルバムのチャート・アクションを世界各国で見せている事は嬉しい限りだ。
ロックという固定的なジャンルに収まらない、壮大なスケールこそがこのバンドの魅力である。
アイスランドから届いた「クール宅急便」。
今年の夏も暑くなりそうですが、このアルバムがあれば“なんだか行けそうな気がするー”・・・。(OASI-Z)
01.ゴーブルディゴーク
02.インニ・ミェル・シングル・ヴィトゥレイシングル
03.ゴーザン・ダイエン
04.ヴィズ・スピルム・エンダロイスト
05.フェスティヴァル
06.メズ・スーズ・イー・エルム
07.オール・ボート
08.イットルグレシ
09.フリータヴィク
10.ストロイムネス
11.オール・オーライト
12.ヘイマ(ボーナス・トラック)
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Flavors Of Entanglement/Alanis Morissette
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2008年7月6日 23時37分
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新作としては「ソー・コールド・カオス」以来4年ぶりのニューアルバム。その間、ファースト・アルバムのアコースティック版やベスト盤を相次いで発表する姿を見て、アラニスは今、迷いや行き詰まりを感じているのだろうなと容易に察することができた。
改めてファースト・アルバムやセカンド・アルバムに収められていた曲を聴いて、リスナーはもちろんそのメロディーの良さと感情をむき出しにして唄うアラニスの歌唱の素晴らしさに感動したが、彼女自身もファースト・アルバムの曲を再レコーディングすることで、その時の心境や感情が甦り、本来の自分の姿を見つめ直したことだろう。
何より当時は、彼女が唄いたい事を自由に唄っていた気がする。
その後の2作品では、チャート・アクションはよく、サウンド・エフェクトやプロデュース面でも充実はしたものの、明らかに上質のメロディーと彼女自身の何かを伝えたいという情熱が失われていた。
本作は心機一転した彼女の、チャートや売り上げがどうのということではなく、自分自身がこれからも歌い続けるための起死回生作と言ってもいいだろう。
ただし、初期のサウンドに戻ったというわけではない。初期の歌心を取り戻した上で、サウンド自体は近年の2作品をさらに進化させたものとなっている。
それでは今作の曲を掻い摘んで順にみていこう。
まずは1曲目。イントロはアラニスがスランプに陥りだしてから使い出したインド音楽風。…またか、という嫌な記憶が過ぎるが、それも出出しだけで、途中から変貌する強烈なロック・サウンドがそのイメージを一掃する。重いドラムとギター・リフもいい。一瞬ツェッペリンのサウンドも頭を過ぎる。
そして2曲目。これをを聞いて、かなり安心した。シングル・カットもされたこの曲は、サビメロもキャッチーでアラニスらしい。
3曲目からの流れがアラニスの真骨頂。エレクトロニクスをふんだんに盛り込みながらも、あくまでメロディーラインや歌自身に主役があり、決してそれらのエフェクトに流されない。すばらしいサウンドだ!しかもこの重い低音がとっても好きだ。
4曲目は特に重たいサウンドだが、それにも負けないアラニスの叫びがズシズシと伝わってくる佳作。
5曲目と8曲目はピアノ弾き語りで始まるバラード。特に8曲目の「Touch」は映画のサントラでもいけそうなドラマティックな名曲。
9曲目はアラニスがめずらしく優しく爽やかに唄うアップテンポ曲。イントロのアンビエントな感じもいい。
最後の11曲目もアコースティックで綺麗な曲だが、こちらは時に優しく時に情熱的に唄い分けるアラニスの歌声がとても印象的だ。
尚、US盤デラックス・エディションでは、これにもう1枚ボーナス・ディスクが付いている。ここに収めめられている5曲は、テーマや雰囲気が今回のアルバムに合っていなかったというだけで、別に曲の出来が悪いわけではない。それぞれはみな良い曲ばかりだ。逆に言えば、これらの曲を切り捨ててまで絞り込んだ曲が本作であり、アラニス渾身のアルバムなのだということがよく分かる。
ちなみに日本盤では、ここには入っていないシングルに収められていた曲がボーナストラックとして1曲追加されている。(HINE)
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KONK / The Kooks
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2008年5月20日 17時54分
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クークスのデビュー・アルバム「Inside In/Inside Out」は当初セールス的にはパッとしなかったものの、口コミやネットの力で徐々に売上を伸ばし、英国で130万枚、全世界で200万枚を売り上げるビッグ・ヒットとなった。この数字は、同時期にデビューした同世代のアークティック・モンキーズの1stアルバムの売上を遥かに凌ぐ数字である。
Aモンキーズの1stは圧倒的なグルーヴ感が衝撃的だったのに対し、クークスのそれはいかにも地味。メロディ・センスは良いのだが、無難にまとめた「優等生」的なギター・バンド。私自身もその程度の印象しか残っていなかった。
だから、このセールスの数字は驚きであり、時間をかけて売上を伸ばしたというのは彼らの実力が徐々に評価されたという事なのだろう。
クークスの2ndアルバムのタイトルは「コンク」。元キンクスのレイ・デイヴィスが所有する「コンク・スタジオ」でレコーディングされた事からこのタイトルがつけられた。
音の方はと言うと、先ずM-2「Always Where I Need To Be」のリズム隊の強化に驚かされる。
この辺はバンドの中心的人物ルーク・プリチャード(Vo)がインタビューで答えているように、今回のアルバムは「グルーヴの強化」に力を入れたというだけあって、サウンドがかなり分厚くなった印象を受ける。
更に、「耳に残るメロディ」が前作以上に際立っており、ソング・ライティングが1stから飛躍的な成長を遂げている。
因みにこのルークは、あのエイミー・ワインハウスやケイト・ナッシュ、最近話題のアデル等が在籍していた事で有名な「ブリット・スクール」の卒業生でここで基本的な曲作りをみっちり身体に叩き込んだ。その甲斐があってか最近では「曲が突然舞い降りてくる」というエモーショナルな感覚で曲作りをしていると言うから凄い。
グルーヴと必殺メロディが同居するM-4「Do You Wanna」、M-9「Shine On」、M-10「Down To The Market」。ウエスト・コーストな音作りで「アメリカ大陸的」な音の広がりを持つM-6「 Love It All 」。そして、極めつけはディストーション・ギターが心に響く、彼らの代表曲にもなりうる名曲M-8「Sway」・・・。
1stアルバムから2年の歳月で、ここまでバンドは進化するものなのか。若者たちの成長力には、ただ脱帽するだけだ。
この2ndアルバムを聴いていると、前回レヴューしたパニック・アット・ザ・ディスコと同様、今の20歳前後のミュージシャンには“プレッシャー”と言う言葉が無縁なのものに思われて仕方が無い。
1stとは方向性をガラリと変えて冒険的なサウンドで勝負するという「大リーグボール1号」のような魔球を投げ込んだパニック・アット・ザ・ディスコに対し、このクークスは自らの音楽的スキルをハード・ワークで鍛錬し「160kmを超える剛速球」を引っ提げて、正攻法で勝負をしてきた。
その結果、このアルバムは英国で堂々1位を獲得した。
因みにバンド名の「クークス」はデヴィッド・ボウイのアルバム「ハンキー・ドリー」に収められている「Kooks」からとったもの。
このKooks(変わり者、狂人)がこの先、どこまで狂気の才能を伸ばして成長していくのか。
狂人たちの歴史は、今始まったばかりである。
(OASI-Z)
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PRETTY。ODD。 / PANIC AT THE DISCO
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2008年4月9日 22時59分
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新人バンドにおける、セカンド・アルバムの成否はその後のバンド活動において、かなり重要な意味を持つ。
デビュー・アルバムというのは、デビュー前に自分が温めていたアイデアを夢中で作品に投影したもので、作品の評価よりも、「アルバムを完成するのだ」という目標達成に主眼が置かれているはずだ。
しかし、1stアルバムがそれなりの評価を得てしまうと、2ndでは作品に対するクオリティとセールスを要求されるため、無欲で作った1枚目とは違って、プレッシャーとの戦いが発生することになる。
アーケイド・ファイアやアークティック・モンキーズといったバンドの2ndアルバムが、傑作1stアルバムを超える衝撃性を獲得できなかったのは、少なからずとも、その辺に要因があると思う。
フォール・アウト・ボーイのピート・ウェンツに見出されデビューした、パニック・アット・ザ・ディスコ(以下PATD)の1stアルバムは、フォール・アウト・ボーイに負けず劣らずのダンサブルなグルーヴとキャッチーなサウンドでアメリカでは170万枚を突破するという、セールス的にも上々の滑り出しを見せた。
特にシングル「いつわりのウェディング」は、レッチリやマドンナを押さえて“2006年MTVビデオ・アウォード”を獲得する快挙を達成。
そのファッショナブルなヴィジュアルも相俟って、本国アメリカやイギリスで狂騒を巻き起こす注目バンドに成長した。
ただ、それだけに2ndに向かうプレッシャーは並大抵なものではなかったはずだ。
しかし、彼らはいとも簡単にそのハードルを飛び越えてしまったのだ。しかも、前作の路線を踏襲するのではなく、全く別のサウンドを作り上げるという無謀とも思える危険を冒しながら。

M-1“We're So Starving”の「心配しないで、僕達は今も同じバンドだから」というリスナーに向けられたメッセージに全てが凝縮されている。
実際、私自身も「これがPATD!?」と思うくらい戸惑いと衝撃が大きかったのは事実。
アルバム全体を包み込むストリングス、ホーン、メロディ、そしてアレンジがビートルズを、コーラスはビーチボーイズを想起させ、1stでみせたカラフルでお洒落な「エモ・サウンド」の面影は、もうどこにも見当たらない。
これだけ堂々と「60/70年代サウンド」を鳴らされると、あの1stが逆に「異質なサウンド」に思えてくる。
果たして、このサウンドこそが本来PATDが演りたかった音なのか、それとも単なる冗談(笑)なのかの判断は、次作を待たなければならない。
しかし、彼らのインタビューで「自分達のサウンドはエモではない」と公言しているところから、この2ndこそが本質的なPATDの可能性は高い。
1stの華やかな世界が好きだった方は、このアルバムに失望するかも知れない。
しかし、リスナーの期待を上手に裏切りながらバンドは成長していくものだと思う。(レッド・ツェッペリンの3rdアルバムのように)
少なくともこのアルバムで、私には“マイ・ケミカル・ロマンス”や“フォール・アウト・ボーイ”よりこの“パニック・アット・ザ・ディスコ”が一番気になる存在になったのは、偽りの無い事実である。
追記.
「名は体を表す」と言いますが、“パニック・アット・ザ・ディスコ”というバンド名に今回のクラシカル・サウンドは似合わない。
もしかしたら、このバンド名に対するイメージだけで、音を聴く事を敬遠している方も大勢居るのではないかと思う。
どうか、変な先入観を捨ててこの2ndアルバムを試聴してみて下さい。
きっと貴方が思い描いていたイメージは、一変する事でしょう。
いやぁー、とにかく凄いアルバムです!
(OASI-Z)
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MAGIC / Bruce Springsteen
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2007年12月4日 00時03分
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1曲目のRadio Nowhere のイントロを聴いただけで、このアルバムに対する期待感が嫌が上にも高まる。
スプリングスティーンのパワフルなギターとヴォーカル、ロイ・ビタンのピアノ、クラレンス・クレモンズのサックス、哀愁を帯びた独特のハーモニカ・・・・。
これは、まさしくBorn To RunからBorn In The USAの頃のブルース・スプリングスティーンの音だ。
どの曲も実にスプリングスティーンらしい「痛快なロックン・ロール」であるのだが、音がキャッチーで分かり易くなっている。
特にCYour Own Worst Enemyはイントロのストリングスに驚き、後半はオーケストラの壮大な演奏に圧倒される。
この曲なんかは、私の知らないスプリングスティーンの新生面だ。
またEGirls in Their Summer Clothesはタイトルからして、今までのボスには考えられない気恥ずかしいほど爽やかな曲である。
更にスネアの強打から始まるBLivin' In The Futureは「凍てついた十番街」をF I'll Work for Your Loveのイントロのピアノの音は「ジャングルランド」を髣髴 させ、昔と変わらぬ若きスプリングスティーンが帰ってきた事を実感させてくれる。
彼にとってみればこんなアルバムは、イースト・ストリート・バンドと組めばいつでも作れたはずである。
しかし、スプリングスティーンはあえてそれをしてこなかった。
今作がこのようなメジャー・コード全開のアルバムになったのは、古くからの友人であり仕事仲間でもあるテリー・コヴァーンが亡くなり、「物事には限りがある」という事を思い知らされた事が大きいと言う。(テリーズ・ソングというシークレット・トラックが最後に収録されている)
もう一度E・ストリート・バンドと組んで昔のような音を作りたいと思ったのは、58歳の彼からみれば必然的な事だったのだろう。
ILong Walk Homeでは「俺は歩いて帰る、故郷への長い道」というフレーズが繰り返される。元気なうちに自分たちの音楽の原点に戻りたいと思ったとしても、何も不思議ではないのだ。
30年前の「闇に吠える街」のアルバム・ジャケット写真と、この「マジック」のジャケット写真の変化には年輪の重みをズシリと感じる。
スプリングスティーンには失礼かも知れないが、オヤジを通り越して初老の佇まいを漂わせている。
しかし、当時のパワーは30年経っても何一つ失っていない。これは正にスプリングスティーンの「マジック」だ。
まだまだ老け込む年では無いし、暫くの間スプリングティーンは走り続けるだろう。
何故なら彼は「走るために生まれてきた(Born To Run)」のだから。
追記.
スプリングスティーンにはE・ストリート・バンド、エルヴィス・コステロにはアトラクションズという昔から気心が知れた仲間が居る事が、年齢を積み重ねても元気な音を作り出すエネルギーになっているのは、間違いない。
ポール・マッカトニーがなかなか復活できないのは、ウイングスが居ない事が大きいのだろうな・・・。(OASI-Z)
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We Are The Pipettes / ザ・ピペッツ
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2007年12月2日 23時57分
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実はこのアルバム、先日HMVで視聴して気に入り、一度はレジまで持って行こうとしたのだが、予算の関係で断念したものだった。ところが数日後、会社の後輩が買っていたというので、すぐに貸してもらって聞いてみた。
50〜60年代のポップというコンセプトらしく、ゴーゴー(死語か)でも踊れそうな軽快さと分かりやすさをもっている。
曲の長さもほとんどが2分台という短さで、全部で16曲+ボートラ2曲も入っている。演奏はザ・カセットという専属の4人組男性バンドだが、音はもちろんオールド・ポップ風で、わざとリバーブ(風呂の中のような感じ)をかけて古くさい感じに仕上げている。
ただし、実際何度か通して聞いてみても、あまりのシンプルさに、どうも耳に残らない。メロディーも悪くはなく、演奏も安定しているが、何かもう1つ個性がないのだ。
ということで、このCDはしばらく棚の奥へ放置したままになっていた。
だが、今日たまたま見た明石家さんま主演の日曜ドラマの主題歌が、このアルバムに入っている「ビコーズ・イッツ・ノット・ラヴ」という曲で、とってもドラマに合っていて良かったので、さっそく引っ張り出してまた聞いてみたが、何か映像無しだとやはり弱い気がした。
つまりはそういう音楽なのだろう。スピーカーの前でじっくり真剣に聞くタイプの音楽ではなく、何かをしながら、何かを見ながら、さらっと聞き流すととても心地よい音楽なのだ。これはこれでいい。(HINE)
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Courage / Paula Cole
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2007年10月21日 14時27分
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なんと知らないうちにニューアルバムが出ていた。
約8年ぶりのリリースというから忘れ去られていたと言ってもいたしかたないところだが、かりにもグラミー受賞アーティストであり、全米トップ10ヒットを持つアーティストだ。日本盤も出ず、何のプロモーションもないというのは寂しい限りだ。
この間彼女は産休のため一線を退いていたわけだが、「戻ってきたら席がない」という日本の企業のような状態だったわけだ。
さて、今回のアルバム内容だが、はっきり言って今までで一番地味。歌詞は内向的なものではないらしいが、出産により心境が変化し、「安らぎ」や「優しさ」を求める傾向が強くでたのだろう。
また、全体的にジャズ傾向が強く、これまでのように自らプロデュースしたり、マルチプレイヤーぶりを発揮することもなく、ヴォーカルに専念しているのが分かる。
エレクトロニクスも極力廃し、シンプルなアコースティック・サウンドの中で、ポーラがしっとりと唄うといった印象だ。
4曲目の「Lonlytown」では、ジャズ界の巨匠ハービー・ハンコックがピアノで参加。いぶし銀的プレイを披露している。
その他にも、スティーヴ・カーン(g)やトニー・レヴィン(g)、デヴィッド・フォスター(key)、パトリック・レナード(compose)、ポール・ブキャナン(vo)などのクレジットもあり、シブシブのメンツで固めている。
かなり聞き込まないと曲の良さも伝わってこないが、10回ぐらい聞いた時点では、2曲目の「El Greco」、5曲目「14」、7曲目「It's My Life」、11曲目のブキャナンとのデュエット「Until I Met You」などがお薦めだ。
しかし、ポーラの声とヴォーカルスタイルが好きで、ジャズもイケる人にしか難しい内容かもしれない。
(HINE)
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MANIFESTO / ROXY MUSIC
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2007年10月8日 23時01分
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アナログ盤を持っているのに同じアルバムをCDで購入する時って、「勇気」というか「きっかけ」みたいなものが必要で、そんな背中を後押してくれるのが「廉価の日本盤(企画物)」「低価格の輸入盤」「紙ジャケ」のどれかだったりします。
70年代前半〜80年代前半に活動していたロキシー・ミュージックは、当然アナログ盤の時代でしたので私はCDでは無く、全作品を輸入盤!の「LPレコード」で持っておりました。
この度、そのロキシー・ミュージックとブライアン・フェリーのソロ全作品が全て「紙ジャケ」で発表される事になりました。
しかも「デジタル・リマスタリング音源」「LP帯再現」「LP解説復刻添付」「内袋復刻」と泣かせる企画が目白押し。
価格は2,600円と少々高めですが、アナログ輸入盤しか持っていない私の心を揺れ動かすには、十分な内容です。
(でも、全部揃えると結構な金額だな。それにエロ・ジャケの「カントリー・ライフ」はレジでちょっと緊張するしな・・・)
ロキシー・ミュージックの最高傑作と言えば一般的にはラスト・アルバムの「アヴァロン(1982年)」なんですが、その直前の2作品、6枚目の「マニフェスト(1979年)」と7枚目の「フレッシュ・アンド・ブラッド(1980年)」の2枚も「アヴァロン」への序章と言える傑作で、この時期のブライアン・フェリーのソング・ライティングにおける充実ぶりが伺えます。
この2枚は初期のロキシーに見られた「ヨーロッパ耽美主義」が影を潜め、代わりに当時流行のディスコ・ビートを導入。その結果、全体的に曲がポップでソウルフルになっており、1st〜5thまでのアルバムとは「別モノ」の印象を受けます。

「マニフェスト」をCDで聴いてみた感想は、先ず「音がとてもクリア」である事。そして「全く古くなっていない」という事。
アナログ盤の時は気づかなかったのですが、ベース音が重厚に録られておりBAngel Eyesなんか気持ちよいほど低音が効いています。(デジ・リマ効果?)
また全英2位を記録したシングルGDance Awayはフェリーの真骨頂である「悲恋ソング」にもかかわらず、メロディはポップ。フェリーが新生ロキシーの歩んでいく「方向性」をリスナーに示した、正に「マニフェスト」と言える作品だと思います。
他にもフィル・マンザネラの泣きのギターが光るCStill Falls the Rain、アンディ・マッケイのサックスが効いているFMy Little Girl、過去のロキシーからはとても想像出来ないダンサブルなナンバーATrash、HCry, Cry, Cry、そしてラストは「アヴァロン」に収録されていても違和感が無いと思える感動的なナンバーISpin Me Roundで幕を閉じます。
本当に、この「マニフェスト」がなければ「アヴァロン」は誕生していなかったと言っても過言では無いでしょう。
紙ジャケの「帯」に「来日記念盤」と書いてあり「おっ、再結成して来日するのか?!」と一瞬思ったのですが、「LP帯再現」の事をすっかり忘れておりました。1979年当時は来日記念盤だったんですね。
何もそこまで忠実に再現しなくても・・・(笑)。
(OASI-Z)
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my december / KELLY CLARKSON
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2007年7月31日 23時42分
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アメリカン・アイドルで「BREAKAWAY」をヒットさせているケリー・クラークソンのサードアルバムが出ました。
個人的にはロックを期待してたわけではないのですが、これはまぎれもなくロックアルバムです。
ここ最近いろいろな形式のロックアルバムを紹介してきましたが、今回はどんな感じでおすすめしたいかというと・・・
これぞ ロック魂!
日本盤を購入したので和訳を見ながら聴いたのですが、歌詞がロック!
抜群の歌唱力が耳を突きぬけ心にささる!
とにかく久々にゾクゾクしてしまうアルバムでした。
(カテゴリーのポピュラー・ロックについては、どう分類したらいいのかわからなかったので・・・)
終盤は少しポップスっぽい曲もありますが、その辺は息抜きできてちょうどいい感じです。
(moto)
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THE BOY WITH NO NAME / TRAVIS
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2007年6月3日 00時47分
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トラヴィスの2ndアルバム「ザ・マン・フー」を聴いた時、そのどこか懐かしく優しさに包まれた音が、青春時代を過ごしたアパートの部屋の景色を、細部まで思い出させてくれました。
アルバムを聴いて「心が洗われる」という気分になったのは、そんなに有る訳では有りません。こんな気持ちになったのは、その学生時代のアパートで聴いたアズテック・カメラのレコード「ハイ・ランド・ハード・レイン」を聴いた時以来。そうなるとかれこれ20年以上も前の事になります。
あの頃は良かったな。まさか20年後に自分が「老眼」になるとは思いもしなかったんだから・・・(涙)。
英国の叙情派ロックの代表的存在トラヴィス。
彼らは3rdアルバム「ザ・インヴィジブル・バンド」で「一番大切なのは僕らじゃなくて、僕らが作った音なのさ。僕らがバンドを辞めてしまっても、僕らの作品(音楽)は残るという事が大切なのさ」という発言をインタヴューで語っておりました。それは「インヴィジブルバンド(目に見えないバンド)」というアルバム・タイトルに全てが凝縮されていると同時に、自分達の音楽に対する自信の表れでも有りました。
4年ぶりになる5thアルバム「ザ・ボーイ・ウィズ・ノー・ネーム」は2nd、3rd以来になるナイジェル・ゴドリッチ(レディオ・ヘッド、ベック、REM等を手掛ける)をプロデューサーに迎え、相変わらずの美メロと真っ直ぐなサウンドで聴く者の心に深く染み入る音を届けてくれました。
(因みに当初はプロデューサーとして、あのブライアン・イーノを招く予定だったとの事。イーノだったらどんな音に仕上げたか興味深いところです)
ファルセットが美しい1stシングルBクローサーや、ストリングスが懐かしさを奏でるDバトル・シップス、これぞトラヴィスという感じのJコールダーを始め、彼らとしては意外なモータウン・ビート(恋はあせらず風)のAセルフィッシュ・ジーン等、バラエティに富んだ内容になっております。
(歌詞もまるでカルピスを飲んでいるような、淡い爽やかな青春時代を想起させてくれます)
1回目より2回目、2回目より3回目。聴けば聴くほど、味わい深く心に残る作品です。
大人になってピュアな心をすっかり失ってしまった(私のような)方に、お薦めの1枚です。(OASIーZ)
追記.
2nd「ザ・マン・フー」、3rd「ザ・インヴィジブル・バンド」そして今作品「ザ・ボーイ・ウィズ・ノー・ネーム」とアルバム・ジャケットにはいつも彼ら4人が写っているのですが、段々と小さく見分けが付かなくなってきました。
次回作では、彼らが言う通り「インヴィジブルバンド」になってジャケットから姿を消してしまうかも知れません・・・。
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It Won't Be Soon Before Long. / Maroon 5
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2007年5月15日 23時18分
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まったく、なんてー奴らだ!また5年間も同じアルバムを聴き続けさせようというのか・・・。素晴らしすぎる!!
待ちに待ったマルーン5のセカンド・アルバムが5年ぶりに発売された。この間、ライヴ・アルバム2枚と、前身バンドのカラーズ・フラワーズのアルバムの再発もあったものの、やはりちゃんとしたアルバムを一刻も早く聞いてみたかった。
このセカンド・アルバムを最初に聞いた印象は、ファーストの時とまったくいっしょで、「なんとなく良さそうだけど、パッとしない」。しかし、「なんだか気になりまた聞いてみたくなる」
そう、この時点でもうすでに彼らの術中にハマってしまっているのだ(笑)
当然、聞くごとに病みつきになってゆく・・・。
全体を通して、ファーストよりもジャズっぽさは弱まり、ディスコ・サウンドやオルタナティブっぽさが増しているが、ジャミロクワイのようにエレクトロニクスを意識させるものではなく、あくまでも骨格はアナログっぽいサウンドを貫いているのがいい。
そして、今作もまた曲メロがかなり良さそうだ。「良さそう」というのは、彼らの曲は1回聞いてすぐ感動するタイプのものではなく、噛めば噛むほど味が出るスルメ味のようなタイプの曲ばかりだからだ。なにしろまだ2回しか聞いていないのだから・・・。
音作りで前作と一番違うところは、ギターの音色だろうか。前作ではファンキーっぽいリズム・カッティングやR&Bっぽい感じが多かったが、今回はフォークっぽかったり、ハードに歪ませたり、いろいろバリエーションが豊かになっている。
いずれにしろ、ファンなら文句なく買って損はないアルバムだと言い切れる内容だ。(HINE)
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The Best Damn Thing / アヴリル・ラヴィーン
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2007年4月19日 00時52分
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前評判から、かなり軽くポップになっているという噂であまり期待はしていなかったが、聞いてみるとやっぱり「なんじゃこりゃ」という感じ。幸せボケ!?
サウンドは元気なのだが、内容は完全に後ろ向き。ファーストが好きだった人には許せても名盤セカンドとは比べるべくもない薄っぺらい、ぺらぺらサウンド。だいたいドラムの音が軽くてどうにも馴染めない。まるで邦楽アイドル・バンドのようなお子ちゃま向けサウンドだ。歌詞も幼稚そのもの。
セカンドを出した時の成長ぶりに驚き、無限の可能性を感じていただけに、とってもがっかりして興奮してしまったが、CDの値段も安く、ジャケットの写真が可愛いから、まあいいか・・・。
他人の不幸を祈るのは悪いが、こんなアルバムを出すくらいなら、早く離婚して自分を取り戻してもらいたいと願うのは自分だけだろうか。
勘違いしないでいただきたいが、こんな辛口評をかくのは、アヴリルはもっと素晴らしいポテンシャルを秘めているからで、今までのアルバムを聴いたことがない人が初めてこのニュー・アルバムを聞けば、けっこう楽しめるかもしれない。僕自身だって、聞き込めばそれなりには楽しめるだろう。
悪口ごめんなさい。次回は頑張ってアヴリル!! (HINE)
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グレイト・ロック・クラシックス/ロッド・スチュワート
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2007年2月12日 23時11分
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はじめに断っておくが、この新譜紹介コーナーはお薦め盤だけを紹介するのではなく、時にはお薦めしないものも紹介する。
お薦めしないといっても、内容が悪いのかといえば、そうとも言えない。
名盤といわれるものは、何年も聞きつづけても尚その良さが変わらない普遍の魅力を持つものだが、今は良さが分からずとも、何年か経って良さがジワジワにじみ出るものもあるからだ。
そもそも出たばかりの新譜を評価するなんてことはできない。それゆえ、このコーナーはReviewではなくRevueなのだ。
まずはこのアルバムの曲名とオリジナル・アーティストを見て欲しい。
1. 雨を見たかい(C.C.R.)
2. 愛に狂って(エルヴィン・ビショップ)
3. スタンド・バイ・ユー(プリテンダーズ)
4. スティル・ザ・セイム(ボブ・シーガー)
5. イッツ・ア・ハートエイク(ボニー・タイラー)
6. デイ・アフター・デイ(バッド・フィンガー)
7. ミッシング・ユー(ジョン・ウェイト)
8. 父と子(キャット・スティーヴンス-)
9. 我が愛の至上(イーグルス)
10. イフ・ノット・フォー・ユー(ジョージ・ハリスン-<ボブ・ディラン>)
11. ラヴ・ハーツ(ナザレス)
12. 涙の想い出(ブレッド)
13. クレイジー・ラヴ(ヴァン・モリソン)
日本盤Bonus
14. レイ・ダウン・サリー(エリック・クラプトン)
はっきり言えば、現時点ではこのアルバムをお薦めすることは出来ない。
ロッドが近年シリーズ化している一連の「グレイト・アメリカン・ソングブック」がネタ切れして、苦し紛れに出したとも受け取れそうな内容となっている。
この曲目を見ると、あまりの懐かしさと「ロッド」という組み合わせに、ついつい手が出てしまったが、聞いてみて、ロッドの声量の落ち込み具合と、インナーにある老けた写真にがっかりしてしまった。もちろん、往年のロッドを知らない世代には、曲もいいし、癒し系アルバムとしてはよくできているのかもしれない。しかし、ポール・ロジャースとロック・ヴォーカリストNo.1の座を争っていた頃のロッドを知っている輩には、なんとも切ない気分にさせられる。
ロック・ヴォーカリストであるロッドがスタンダード曲を唄うのは、まだ新鮮だったが、ロック・ヴォーカリストがロックを唄っても、オリジナルを越えなければまったく新鮮みがない。せめて、昔KISSがロッドに唄ってもらおうと思って作った「ハードラック・ウーマン」でも唄っていた方がマシだったろう。
ただし、原曲を知らない若い世代の方やソフト・ロック好きには、悪くはないかもしれない。(HINE)
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Dreams: The Ultimate Corrs Collection/THE CORRS
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2007年2月5日 19時00分
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初春になると自然と聴きたくなるメロディがある。
寒くコモっていた様相から、暖かい光を浴びたくて開放的になる”春”にこそ聴きたい音楽。
それが、”THE CORRS”(コアーズ)の音楽♪
今回のベスト盤は、前回2001年(秋)に発表されたベスト盤とは、また一味違うようです。
最初のベスト盤発表から、オリジナル・アルバム2枚(”ボロウド・ヘヴン”、”ホーム”)をリリースしたのだけども、どちらもコアーズらしい新鮮味ある好盤。
特に、”ボロウド・ヘヴン”は多くのファンにも傑作と挙げられるほどの、そしてコアーズを代表する一枚にもなるかと・・・個人的にも思います。
その”ボロウド〜”と本人たちの原点回帰的(カヴァー曲)作風の”ホーム”の後に発表されたのが、本ベスト・アルバム。
同じベスト盤でも、本作を購入された方が遥かに”価値感”はある!と思います。
基本的には、収録楽曲どれも既発表な楽曲たちな訳だけど、前ベスト盤と全く同じ曲(音源)は4曲だけ!
その4曲もコアーズと言ったら絶対にハズせない!?大ヒット曲なので、本作とかぶっても致しかないところ。(許せるでしょ〜う?^^)
あとは、アンプラグド、リミックス仕様のようです。彼らのアンプラグドのライヴは定評(ボクが個人的に思ってだけ??)はあります。
本ベスト盤の一番の売りになるだろう?今回が初登場楽曲に、U2のボノと共演(アンドレアとボノとのデュエット)しライアン・アダムスの曲をカヴァー”ホエン・ザ・スターズ・ゴー・ブルー”、あのロン・ウッド(ストーンズ)と競演して、そのストーンズの名曲を歌っている”ルビー・チューズデイ”。
さらに、フランス・ポップス界でのスーパースター!らしい・・・ローラン・ヴールズィと共演した、”夢を見るだけ”。(エヴァリー・ブラザーズの大ヒット曲のカヴァー。
既発楽曲ですが、同郷でもあってアイリッシュ系の大御所の”チーフタンズ”の曲も競演奏されています。(もろアイリッシュなサウンドが心地良いです♪)
コアーズって名前だけは何となく聞いた・・・??売れ線のポップなだけでしょ??何て、思っている方がたにはどうぞこのベスト盤をお薦めしたい!(オリジナル・アルバムはどれもお薦めデスよ)
これまでの大ヒット曲以外にも、”当然”彼(彼女)らの魅力が充分あるわけで、ベスト盤にしてもファンが喜ぶ(だろう?ボクはかなり嬉しい♪)ベストな選曲たち。
広い空にポツン、ポツンとした白い雲の中、暖かい陽気で気持ち穏やかに〜、そしてコアーズ聴いて”前向き”になれる!
コアーズっていいなぁ〜♪アイルランドに行きたくなる〜(苦笑)
全20曲収録完全ベスト盤!(せいいち)
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ときめきダンシンTa-Dah/シザー・シスターズScissor Sisters
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2006年10月18日 23時57分
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先行シングルがすでに全英No.1となっているシザー・シスターズのセカンド・アルバムがやっと発売された。
彼ら(彼女ら?)の陽気なイメージからすると、ちょっとジャケットは大人しい感じもするが、中身は相変わらずノリノリの陽気さだ。
先行シングルとなっている「ときめきダンシン」には、なんと御大エルトン・ジョンもゲスト参加し話題となったが、曲自体ビージーズ風(ディスコ調)のよくできたナンバーだ。シングルではカットされていたイントロ部分のギターも新鮮。原題は「I Don't Feel Like Dancin'」。誰がこれに「ときめきダンシン」などという邦題を付けたのかは知らないが、このダサさがとってもいい!
他の曲もバラエティに富んでいながら、どれもよくできている。全部聞き終わると、まるでミュージカルでも見終わったような気分にさせられる。
曲名でめをひくのは「Paul MaCartney」という曲。曲自体はまったくポール風というわけではなく、ハイテンポなファンキー・サウンドなのだが、夢でポールに曲作りのことを質問したとたんに目が覚めて、この曲がひらめいたらしい。
まだ、あまり聞き込んでいないので、全曲を解説していくことはできないが、特に目立ったところでは、エルトン・ジョンがよくやるロックンロール風の2曲目「She's My Mine」、珍しくホーン・セクションを大胆に使った4曲目の「Lights」、ミディアム・テンポの名バラードである5曲目の「Land Of A Thousand Words」、唯一の純粋な女性(笑)アナがリード・ヴォーカルをとるブロンディー風のナンバー「7.Kiss You Off」などが印象的だ。
ちなみにエルトン・ジョンは1曲目の他6曲目の「Intermission」でも曲作りとピアノで参加している。
尚、今HMVでこのアルバムを買えば、付録でThe FeelingなどUKの新人アーティストの曲を集めたオムニバスCD「British Anthems 2006」がもらえる。本体価格1,980円という価格と共に、かなりお買い得感があった。(HINE)
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New World Record (オーロラの救世主 )/Electric Light Orchestra (E.L.O.)
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2006年10月11日 17時20分
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2001年頃に一度リマスター盤(輸入・国内盤共に〜)が発売されていたと思うが、今回は”紙ジャケ”仕様で、しかもリマスター化も新たに’06最新バージョンへと施され、前回発売時とはまた違う印象を受ける再発”新仕様”盤。
数ヶ月前に事実上のデビュー作〜セカンドが発売されていた。
が、今回はそのバンド形態色が一段と増してきた頃のサード・アルバム(第三世界の曙)から、今盤の6枚目(オーロラの救世主)が第一弾!
第二弾は、”名盤”(アウト・オブ・ザ・ブルー)〜それまでのホーン/ストリングス色が薄まり、よりコンピューターで表現させる方法への印象の80年代初めまでに発表されたアルバムがそれぞれに発売されると言うことだ。(こちらもファンとしては期待♪)
今回紹介させて頂く〜
New World Record (オーロラの救世主)/1976年作品。
は、バンドにとっても言わば”分岐点”的な作品では無かったのではないでしょうか?
アルバム自体もバンド初の”プラチナム(100万枚以上)ディスクを獲得し、代表曲”(2)テレフォン・ライン、(6)オーロラの救世主の収録と共に、アルバム・ジャケットにはその後のイメージを決定付けさせる”円盤”もこのアルバムから登場しています。
この時期の”ELO”はご存知!ホーン/ストリングス色が各曲中に、適度にバランス良く導入・配置され収録曲はどれもポップ感覚の印象なのですが、より深みを増したアレンジにて”おしゃれ度”が高く聴き心地は良い。
なので、よくありがちな安売り的の簡単・簡潔なポップ・フィーリングさは皆無で、どの曲もしっかりと聴こえて来ます。
(その辺りにコンセプト・メーカーとしてのジェフ・リンの才能を感じ観る者も多くいますね?・・・)
次作の”アウト・オブ・ザ・ブルー”への成功を予感させる意味として観ても(聴いても)土台になっている本作の面白味は充分に感じるはずでしょう・・・。
他の収録曲では〜
(3)哀愁のロッカリアはでは、オペラ歌手のマリー・トーマスによるアリアが随所に散りばめられてクラシカルなポップ・チューンを演出し、ロック色も強い。
ギターの力強いリフで始まる、(8)ドゥ・ヤだが、トッド・ラングレンのユートピアやマシュー・スィートなどがカヴァーし、ロックのスタンダード・ナンバーとしても評価高い曲。
(10)以降の”ボーナストラック”は、オリジナル収録曲のインストゥルメンタルを含む”ラフ・ミックス”曲として収録されている。
・・・しかし今回の紙ジャケ盤は、エンボス加工によるジャケ表面の凹凸(おうとつ)までも、しっかりと再現された丁寧な作りで個人的にも好感が持てますっ♪
TVドラマ等で話題になった”トワイライト”(アルバム”タイム”収録)の派手めな感覚とは違いますが、それをキッカケにELO(エレクトリック・ライト”オーケストラ”)を知ったリスナーにこそ、この”New World Record (オーロラの救世主 )”の世界も堪能して頂きたく想います〜(seiichi)
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