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Returns / Return To Forever
【30年以上の時を経て復活したRTFの快演】



リターン・トゥ・フォーエヴァー、オーバー40(歳)の方々ならその名に反応するのではなかろうか? そう、70年代前半にウェザー・リポートとともに一世を風靡したフュージョン・グループである。そのRTFが何と30年以上の時を経て、昨年再結成され我々の前に戻ってきた。メンバーも最強と謳われた、
 ・チック・コリア (key)
 ・アル・ディ・メオラ (g)
 ・スタンリー・クラーク (b)
 ・レニー・ホワイト (ds)
であり、かつてRTFにハマったオヤジ達にとって、まさに待ち望んだ再結成ではなかろうか。
本作は2008年ワールドツアーのベストセレクションとなっており、人気曲が目白押しである。

DISCの一枚目は「第7銀河の賛歌」、「バルカン・ワールズ」、「女魔術師」、「ノー・ミステリー」の人気曲の他に、アル・ディ・メオラがソロで自分の持ち曲である「パッション・グレース&ファイア」や「地中海の舞踏」を、またチック・コリアとデュエットで名曲「スペイン」を演奏する。昔と変わらぬ、いやそれ以上に成長、円熟した白熱の演奏は圧巻である。 
特にアル・ディ・メオラの熱演は素晴らしいの一言である。 時代の潮流により舞台の袖に押しやられ、'80年代以降あまり目立った活動が聞かれなかったディ・メオラだが、ここでは水を得た魚の如く縦横無尽に弾きまくる。'70年代にはゲイリー・ムーアを始め、多くのギターリストに影響を与えた早弾きも健在である。

DISCの2枚目は「浪漫の騎士」を中心にチック・コリア、スタンリー・クラーク、レニー・ホワイトのソロが奏でられる。若干間延びした印象を受けるが、各人の演奏に注目すれば、こちらも素晴らしいの一言に尽きる。(個人的には「浪漫の騎士」は大好きな曲なので、もっとストレートに演奏して欲しいとは思うが。。。)

このユニットが解散した'70年代後半は、ジョージ・ベンソンやアール・クルーのようなAOR的フュージョンが台頭し、やがてそのブームも終焉しフュージョンという言葉も死語となってしまった感があった。しかし今冷静に振り返ると、ロックファンをも巻き込んで盛隆した演奏スタイルには普遍性があった。
本作はその普遍性を証明する素晴らしいサウンドと演奏を、時を越えて伝えてくれる傑作と言える。

圧倒的なテクニックと創造性、ロック的な興奮とジャズ的な洗練の融合、フュージョンを知らない若い世代にも是非聞いて頂きたい一枚である。
(Newk)
 http://rock.princess.cc/step_blog/archive_92.htm 
コメント(6) / トラックバック(0)フュージョン
コメント
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コメント一覧
投稿者 : HINE
ついに出ましたか!!どれほどこの時を待ち望んでいたことか。。。
即購入決定!!
できれば、この調子でスタジオ・アルバムの新作もぜひ出してもらいたいですね。
2009/05/13 12:35
投稿者 : Newk
コメントありがとうございます。
私もスタジオ新譜は期待しております。それとアルバムだけでなく来日公演も是非実現させて欲しいですね。そのときはBlueNote東京でも馳せ参じます!
2009/05/13 23:15
投稿者 : ひろろ
ども。DVDも発売されました。前の再結成LIVEは良かったですよ。福岡で見ましたが、後半畳み掛けるようなプレーと客との一体感が忘れられません。

このReturnsのLiveは、どっしりした感じで円熟の極みですね。

残念ながら、この再結成ツアー後、ソロが忙しいようでアルバム作りはないようですが、スタンリーとレニーは上原ひろみとのアルバムを出しました。上原ひろみは、前作チックと出しましたから、次はアル・ディ・メオラとですかね(笑)
私は旧作のリマスタ化で再発を望みますね。
2009/05/15 17:06
投稿者 : HINE
どっちにしようか迷ったあげく、結局DVDを購入しました。
今、見始まったところですが、もう1曲目ですでに感涙!!
レニーホワイトが若干往年期よりパワー不足になっているものの、他の3人は凄まじい!まあ、とにかく最後までこのまま1回見ます。
2009/05/16 16:54
投稿者 : HINE
見終わりました。すごかったですねー。
映像では、チック・コリアから見た視点がいいですね。
RTFは、やはりチックのバンドだということを再認識させられます。
チックが全員を見渡せる位置にいて、皆は常にチックの動向をみながら精密機械のように演奏しているといった感じでしょうか。
チックの未だ衰えぬチャレンジ精神は、ジェフ・ベックと共通するものがありますね。
2009/05/17 18:07
投稿者 : Newk
DVDもあるんですね。
この不況下でお小遣いが減っている中ですが、何とか欲しいなぁ。

最近のチックはRTFの他、ジョン・マクラフリンとも40年振りに共演を果たしています。こちらも2枚組のライブCDがリリースされています。 このライブは2人の他、ヴィニー・カリウタ(ds)、クリスチャン・マクブライド(b)、ケニー・ギャレット(as)の強力布陣でRTFに勝るとも劣らぬ演奏をしていますが、よりJAZZ寄りの演奏の為、情報だけに止めておきます。
2009/05/22 23:38
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