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デヴィッド・ギルモア『狂気の祭典〜ライヴ・イン・グダニスク』


「追悼、リチャード・ライト」

 ピンク・フロイドのギタリスト/ヴォーカリスト、デヴィッド・ギルモア初のライヴCDは、海外盤では5種類もの違う仕様を用意した、力の入った豪華なものだった。日本では、フル・セットの初回盤と通常盤の2種類のみ用意されたが、それで充分だと思う。以下、初回盤(3CD+2DVD)での話をさせて頂く。
 初のライヴCDではあるが、今までギルモアはライヴDVDを2作リリースしてきている。本作にも2枚のDVDが付属しており、純粋にはライヴCDとは言いがたい作品だ。ポーランドでのライヴの模様をCD2枚に収め、DVDには113分にもおよぶコンサート映像やドキュメンタリーを収録。初回盤付属のもう1枚のDVDには様々なライヴの抜粋と、最新ソロ作『オン・アン・アイランド』の5.1チャンネルDVDオーディオも収録されている。さらに様々なライヴを収めたライヴCDがもう1枚、初回盤には付属している。
 本体は、ポーランドのオーケストラとともに、自身のソロ楽曲のほか、フロイド楽曲を披露している。それだけであれば『覇響』と何が違う、と言いたいところだが、オーケストラと共演しているところが大きな違いだ。特にオーケストラとの共演で初めて上演されるというフロイド楽曲はファン必見。今までフロイド・ナンバーをオーケストラが演奏することはあったが、メンバー込みでの演奏は初となる。こと『狂気』からのナンバーが目立ち、また注目される。表現力豊かで伸びやかな、時に激しく、時に優しいギルモアのギターとオーケストラが融合しているのはなかなかに聴き応えがあるものだ。
 それ以外にもうひとつ、最大の見どころがある。それは、盟友リチャード・ライトの最後のステージ姿を収めていることだ。
 本作のリリースを待たずして、フロイドのオリジナル・メンバーであり、ギルモアの良き理解者でソロでもバンド・メンバーだったライトは逝去してしまった。シド・バレットに次ぎ、2番目のフロイドでの鬼籍に入ったメンバーになる。皮肉なことに、リーダー、サブ・リーダー、の順番で逝ってしまった。
 そのライトが、あの独特の「ホヮンホヮンした」キーボードの音色を存分に聴かせてくれる。曲によっては、主役であるギルモア以上にその存在感を感じることもある。特に、ライトがヴォーカルをとった「コンフォタブリー・ナム」は過去最高の出来で、エクステンドされまくって9分もの熱演になっている。封印を解かれた大曲「エコーズ」でもその存在感は明らかだ。
 シドを偲んだ「天の支配」でもライトは半分ヴォーカルを担当し、ボーナスDVDではフロイド・メンバーになれなかった苦悩を綴った最もライトの意思が強く出た「ウェアリング・ジ・インサイド・アウト」が収録されている。

 その雄姿を眺めていると、深い感慨に襲われてしまう――“Wish you were here”――しかし、フロイド・サウンドの「核」であるライトは、本作があればいつでも再会できる。そして最高の演奏を残してくれた。
 当初はタイトルからして「また『狂気』という単語を使ったか」という偏見と、ファンさえ困惑してしまうような別仕様だらけのパッケージから、余り期待はしていなかったが、ライトの逝去と、作品の充実度により自然と味わいが深くなった。
 謹んで、ライトのご冥福をお祈りしたい。
 それと共に、いつまでもギルモアが健在であり、フロイドの「音」を後世に伝えていってほしいと願う。(KEN)
  
コメント(3) / トラックバック(0)プログレッシヴ・ロック
コメント
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コメント一覧
投稿者 : KEN [mail] [home]
 誤解を招く書き方になってしまったので、ひとつ修正を。
 フロイド曲全部でオーケストラが伴奏しているわけではありません。「エコーズ」とかはバンド演奏です。
 あしからず……。
2008/10/12 15:36
投稿者 : HINE
めずらしく、このコーナーへの寄稿ありがとうございます!
これがKENさんのリチャード・ライトへの哀悼であり、餞の言葉なのですね。
デイヴにはいつまでも頑張って欲しいです。
2008/10/12 18:27
投稿者 : Laurine
私は非常に興味深いブログにつまずいた! !私たちに純粋な幸福のこの瞬間を与えていただき、ありがとうございます。

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