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Concerto Grosso 3: The Seven Seasons / New Trolls

「コンチェルト・グロッソ・ライヴ」(2002年発表)以外のアルバムを聴いたことがないので、詳しいことは語れないが、ニュートロルスは1967年デビューの(デビュー時はポップ・バンドであったらしい)イタリアン・プログレの大ベテラン。

以前聞いたライヴ盤は主にコンチェルト・グロッソの1(71年)と2(76年)からのベスト選曲であったが、本物のオーケストラと共演したその演奏は実に感動的で素晴らしいものだった。
しかしこの時は、プログレが本当にプログレッシヴ(=進歩的)だった時代の遺産的な魅力に感動していただけだったかもしれない。演奏は近年だが、曲自体は70年代に作られたものだからだ。だが、今作のコンチェルト・グロッモ聞くと、現代がまだ70年代であるかのような錯覚に陥れられる。そう、彼らの頭の中はまだ70年代なのだろう。
それを善しとするか悪しとするかのプログレ論はさておき、リアルタイムで70年代サウンドが聴けるとは実に貴重な体験なので、ぜひ若いプログレ・ファンも聞いてみていただきたい。

こういったアルバムは、曲レベルよりも、全体を聞き終わってどうかという判断が正しいと思うが、全体を通し、アコースティックな音へのこだわりが感じられ、当然といえば当然だが弦楽器を中心としたシンフォニックな面がかなり強い。だからといって、シンセサイザーやサウンド・エフェクトを排除しているのかといえば、そんなことはなく効果的にさりげなく使いこなしている。また、どこを切り取ってもメロディー・ラインがすばらしい。よく今でもこんな曲がかけるものだと感心する。
クラシカルな旋律はもちろんのこと、イタリア歌曲的オペラティックな展開、カンツォーネやアフリカ民族音楽、12曲目あたりのピアノ・ソロではキース・ジャレット(ジャズ・ピアニストの巨匠)を想わせるジャズっぽい面までも覗かせている。

リアルタイム・プログレ世代にはなんとも懐かしく、リアルタイムを知らない世代にはリマスター音源でない、生の70年代プログレ・サウンドとして、それぞれ充分楽しめるはずだ。(HINE)
  
コメント(2) / トラックバック(0)プログレッシヴ・ロック
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投稿者 : Roger Dugan [mail] [home]
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2019/01/18 13:50
投稿者 : Michael Vettori [mail] [home]
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2019/06/20 19:25
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