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●SYD BARRETT アルバム・レヴュー Written by KEN ページ構成責任者 : HINE |
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1. カメに捧ぐ詩 Terrapin |
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伝説の男、シド・バレット。彼のピンク・フロイド脱退後のファースト・アルバムは、狂気と背中合わせの静寂に満ちている。再生していきなり「ズゥン」という重たい響き。続くは、危うげなコードを押さえるギターと幽玄のヴォーカル……シドのソロ・デビュー作にして、最高傑作と言えるアルバムだ。狂気性ばかりが話にのぼる彼ではあるが、そのメロディ・センスも抜群。散文詩的な歌詞も天才と狂人の紙一重。彼岸の華が美しく咲き、散らんとする儚さを全面に称えたサイケデリック・ブルースの名作。「蛸」と「亀」だけでもこのアルバムは「買い」だ。あらゆるミュージシャンの1stソロ作の中でも別格に値するだろう。 |
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1. ベイビー・レモネード Baby Lemonade |
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「陰」の部分が強過ぎた1stに比べ、幾分「陽」の場面が垣間見えるセカンド・アルバム。そして永遠なる「シド・バレットの最新作」。リック・ライトの活躍が目醒ましく、キーボード・プレイのソフトな感じがアルバム全体を包んでいる。その中で、リズムを崩しそうになる場面が多々見受けられるのは、シドが狂気の淵にいたことを物語る。シドのギターとヴォーカルを録音してから、デヴィッド・ギルモアとリックが中心となって肉付けをしていったらしい。つまりは、シドの演奏にバックが合わせる、という方法で録音されている。現に「ベイビー・レモネード」などは何度もリズムが崩れそうになるのを、ドラミングがどうにかキープしている。そのうえ最初に(間違いなく後から入れられた)ギター・ソロが危なっかしいコトと言ったら……。 |
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1. オペル Opel |
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一体何がベストなんだよ、とオリジナル邦題に突っ込みたくなる、未発表曲集。「オペル」のような淋しげな曲から、何度もテイクを重ねた「スワン・リー」、夢を描いたかのような「銀河」など、決して駄曲の詰め合わせではない、幻のサード・アルバムの代用品。 |
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1. タコに捧ぐ詩 Octopus |
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2001年編集、発売のベスト盤。ベストであるのだから、収録曲の殆どすべてはアルバム・トラックと同じである。しかし唯一、どのブートにさえも収録されなかった曲がある。そのタイトルや歌詞の一部は以前から流出していたものの、肝心の曲そのものはまったくもって秘蔵にされていた楽曲……それが「ボブ・ディラン・ブルース」だ。この曲が、このベスト盤の売りであることは、副題に“Includes‘Bob Dylan Blues’”とあることからも推察できるだろう。 |
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1.Terrapin 2.Gigolo Aunt 3.Baby Lemonade 4.Effervescing Elephant 5.Two Of A Kind 6.Baby Lemonade 7.Dominoes 8.Love Song |
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幸運なことに、ラジオ放送のライヴ音源がシドには残されている。それがBBCラジオ1での「トップ・ギア」という番組を収めたものと、「ボブ・ハリス・ショー」での演奏だ。本作は故ジョン・ピールがDJをつとめる「ピール・セッション」と、遅くなって発掘された「ボブ・ハリス・ショー」をカップリング収録したもの。現行盤でのシド唯一のライヴ・アルバム。 |
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