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1957年 After School Session With Chuck Berry(Chuck Berry) Chess LP-1426 |
1926年米セントルイス生まれ。初レコーディングは、彼が28歳になった55年のこと、かなり遅咲きのミュージシャンであった。また、ピアニストのジョニー・ジョンソンとは、この時からのつき合いであり、彼こそ、チャックのその後の音楽人生にとってたいへん重要な人物だったのである。彼らは常にお互いを刺激し合い、影響し合って新しい音楽スタイルである“ロックンロール”を創り上げていった。 もともと、チャックはかなり純粋なR&Bプレイヤーであったが、白人カントリーなどもよく聞いていたことから、自然にそれらが混ざり合って、気が付いたらロックンロールをプレイしていたというのが真相のようだ。 1956年シングル「ロール・オーヴァー・ベートーヴェン」、「トゥ・マッチ・モンキー・ビジネス」などを連続ヒットさせ、一躍有名になると、57年デビュー・アルバム「アフター・セッション」をリリースし、そのロックンロール・サウンドとともに、若者達から絶大な支持を得るに至った。 また、チャックの曲は白人・黒人を問わず、どちらからも受け入れられ、多くのアーチスト達にカヴァーされた。有名なところでは、「メイビリーン」「メンフィス・テネシー」「ジョニー・B・グッド」を始め、「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」(エルヴィス・プレスリー)、「ロックンロール・ミュージック」「ロールオーバー・ベートーヴェン」(共にビートルズ)、「オー・キャロル」「アラウンド・アンド・アラウンド」「リトル・ジョニー」(ストーンズ)などがある。 そういったチャックの曲の良さもさることながら、一方では“ダック・ウォーク”(アヒルのように歩く)など、ステージでのパフォーマンスの凄さも忘れることはできない。これらを含めて、チャックは全身全霊がロックンロール!「ロックンロールの神様」と呼ばれても何の不思議もない。(HINE) |
1958年 One Dozen Berry (Chuck Berry) Chess LP-1432 |
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1961年 New Juke Box Hits (Chuck Berry) Chess LP-1456 |
主なディスコグラフィー 1957年 AFTERSCHOOL SESSION |