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●SOFT MACHINE アルバム・レヴュー Written by KEN ページ構成責任者 : HINE |
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1. Hope for Happiness ホープ・フォー・ハッピネス 14. Pataphysical Introduction, Pt.1 パタフィジカル・イントロダクション・パート1 |
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ソフト・マシーンの出発点は「ストレンジなサイケ・ポップ」にある。本作は、68年発表のファーストと、翌年発表のセカンドを2 in 1にしたCD。ロバート・ワイアットのドラムを叩きながらの歌唱はすでにスタイルが確立しており、マイク・ラトリッジは飛躍の機会を見せるリード・オルガンを聴かせる。『1』ではケヴィン・エアーズがサイケ丸出しのもったりベースと歌唱を聴かせ、『2』ではジャズの要素をバンドに持ち込んだヒュー・ホッパーのベースにより黎明期の扉は開かれる。彼らの「サイケ・ポップ」を存分に味わえる2 in 1。(KEN) |
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1. Facelift フェイスリフト |
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トリオだった『2』のラインナップに、エルトン・ディーンがサックスで加わった(正確にはもっと多くのメンバーがホーンを吹いている)、ジャズ・ロック史上最も重要な70年作。LPでは片面1曲の2枚組という、信じがたい濃度とヴォリュームで発表されたジャズ・ロックの記念碑的名作。一気にジャズ色が強まり、即興パートの積極的な導入など着眼点は多々あるが、オアシスのようなたたずまいをみせるワイアットが歌う「六月の月」、それだけでも必聴の価値はある。ソフツの本質を知りたければ、まずはこれから。(KEN) |
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1. Teeth 歯 2. Kings and Queens 王と女王 3. Fletcher's Blemish フレッチャーの汚点 4. Virtually, Pt.1 ヴァーチュアリー・パート1 5. Virtually, Pt.2 ヴァーチュアリー・パート2 6. Virtually, Pt.3 ヴァーチュアリー・パート3 7. Virtually, Pt.4 ヴァーチュアリー・パート4 |
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ホーン隊からディーンが残り、よりジャジィなたたずまいを見せてくれる71年作。ここで完全なインストゥルメンタル・グループとなることで、ソフツは後期の道を確立していく。そのうえで歌の立場を奪われたワイアットは不満げだけれども。大作だった前作は入りがたい印象があるが、本作は各楽曲がコンパクトにまとまり、実に聴きやすい。筆者が最も「好きな」ソフツのアルバムである。(KEN) |
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1. All White オール・ホワイト |
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ロックとジャズの融合という実験を前作、前々作で追求したうえで作り上げたクールで硬質なジャズ・アルバム(72年作品)。グループの顔でもあったワイアットの脱退により、後期ドラマー、ジョン・マーシャルがグループに導かれた作品でもある。特にディーンのサックスが先鋭的な響きを持って響き、ジャズ色は全作中最も濃い。その後グループはディーンとカール・ジェンキンスの交代により、再度ジャズ・ロックの熱を求める。(KEN) |
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1. Fanfare ファンファーレ |
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ジェンキンスの加入により、再びジャズ・ロックに見出したソフツの6作めにして大ヴォリュームの73年作。ジェンキンスは後期ソフツを語るうえでもっとも重要なメンバーでもある。ライヴ音源とスタジオ音源の混成により仕上がったこの大作は、ミニマル音楽の独自解釈と言えそうな変拍子が、奇妙に心地よい浮遊感を味わわせてくれる。しかし、次第にありがちなジャズ・ロックにまとまってしまいそうなのを危惧したホッパーが本作で去ることになるが、彼の残した不気味な終曲「1983」は彼のソロ『1984』と対を成す重要曲。(KEN) |
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1. Nettle Bed ネトル・ベッド |
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元ニュークリアス(ジェンキンスやマーシャルもそうだし、両者の距離は近い)のロイ・バビントンをベースに加えて製作された74年作。幻想的なミニマル・サウンドとジャズ・ロックのイディオムがブレンドされ、どこかサイケデリックな感さえ抱かせる傑作となった。リード楽器が再びキーボード類になっているため、初期の作風さえ思わせる。この後グループはアラン・ホールズワースを加入させた『バンドルス(収束)』で本格的にフュージョン化していく。(KEN) |
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1. Hazard Profile (Part 1) バザード・プロフィール・パート1 |
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アラン・ホールズワースをギタリストに迎えたバンドは、一気にフュージョン・サウンドを展開し、75年発表の本作を制作する。ファズ・オルガンよりもさらに強力な音を持つリード奏者が入ったことも加わって、今作をもってラトリッジが居場所をなくしていき脱退。ここにおいてオリジナル・メンバーは完全に姿を消し、バンドは元ニュークリアス人脈によって乗っ取られた形になる。「ハザード・プロファイル」組曲と「ゴーン・セイリング」のA面に、小曲で編まれた組曲と「フローティング・ワールド」のB面と、一貫した内容を誇る。(KEN) |
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1. Aubade オバド |
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1作で脱退したホールズワースに代わり、ジョン・エサリッジが加入。また、ホーン奏者としてアラン・ウェイクマンが加わり、ジェンキンスはキーボード選任となる。そうして製作された76年発表の本作は、ジェンキンス流ジャズ・ロックの決定版とも呼べる、怒涛のリフと雑種的サウンドによる後期の名作アルバム。動と静が織り成す、豪華なフュージョン大会といった趣。(KEN) |
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1. White Kite ホワイト・カイト |
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またもメンバーが流動したのちの77年のパリ公演を収録し、これまでのジャズ・ロックやフュージョンをさらに超越し、半ばテクノにまで接近した感も抱かせるライヴ ・アルバム(78年作品)。エサリッジの早弾きと、息もつかせぬ演奏は相変わらずだが、なかでも最終曲「ソフト・スペース」は「フローティング・ワールド」をトランスにしたかのような、今までとまったく異なった音楽性を見せている。実質的なソフツの最終作。(KEN) |
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1. Over 'N' Above オーヴァー・アンド・アバヴ |
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81年発表の、「ああソフツ、ここまできちゃったか」の大フュージョン大会。一応はソフツ名義での最終作となるのだが、実質的にはジェンキンスのソロの雰囲気が強い。そのため、この時代の鍵盤奏者が導入しがちなフュージョン風味が過去のどの作品以上にも導入され、ホールズワースほか豪華なメンツでの「最後のパーティ」のようなたたずまい。ここにソフツの本質を見ないでほしい。(KEN) |
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