イン・アブセンティア
In Absentia
ポーキュパイン・トゥリー
Porcupine Tree

2002年 Lava
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〜New Disc Revueより転載
アルバム自体は2002年リリースで決して新譜とは云えないのだが、先月(2006.09)末に目出度く国内発売となった作品。Porcupine Tree はそのキャリアの割りに日本での知名度が低く、今年3月に現時点での最新作「Deadwing」(オリジナル・リリースは2005.03)が発売されるまで国内リリースはなかったが、以前からミュージシャンズ・ミュージシャンとして評価の高かったバンドで、今夏のウドー・フェスティバル出演決定を機に風向きが変わり、今秋にはR.Fripp のサポートを受け単独来日公演が決まっており、本作はその来日記念盤ともなっている。
このアルバムからdr.が現在のGavin Harrison に代わっており、それまでのどちらかと云うと浮遊感のあるサウンドから、縁取りのはっきりしたハードな音に変化している。中心人物のSteven Wilson は実に様々なプロジェクトを同時並行的に展開している人で、メインであるとは云えPTとしての活動もそのひとつであった訳だが、この頃から音楽集団としての位置付けからバンドとしてのそれへと移行を計った様に思える。実験的な側面は後に下がり、明快なサウンドが前面に出ている。以前の音造りに魅力を感じて彼等を聴くようになった身としては、多少複雑な想いもあるが……。G.Harrisonは、同時に発売されたDVD「Arriving somewhere …」の中で打楽器に対する造詣の深さを見せるクリップを収録しており、コチラも素晴らしい出来になっている。Colin Edwinのクリアなベース・ラインとのリズム・セクションは必聴と云える。
因みにS.Wilsonは、97年のJBK(Jansen / Barbieri / Karn)来日公演に参加していたのでご覧になった方がいるかも知れない。
(鷹&虎) 2006.10
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