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![]() メンバー(写真左から) ロル・クレーム(ロル・クリーム) Lol Creme : ヴォーカル、ギター、キーボード、ギズモ エリック・スチュワート Eric Stewart : ヴォーカル、ギター、キーボード ケヴィン・ゴドレー(ケヴィン・ゴドリー) Kevin Godley : ヴォーカル、ドラム グレアム・グールドマン Graham Gouldman : ベース、ギター、ヴォーカル 屈折ポップの異能集団 10ccのデビューは1972年8月。しかしオリジナルメンバー4人はその約10年前から音楽業界で下積み活動を行っておりました。 先ず、エリック・スチュアートは「マインドベンダーズ」というバンドにギタリストとして参加。1966年には全英2位となるヒット曲も発表。そこへ、1968年になってスチュアートの依頼で、グレアム・グールドマンが加入します。 当時、グレアム・グールドマンはソング・ライターとしても有名で、ヤードバーズの「フォー・ユア・ラヴ」、ホリーズの「バス・ストップ」、ハーマンズ・ハーミッツの「ノー・ミルク・トゥデイ」等の作曲を手掛けておりました。 一方、美術学校の同級生だったケヴィン・ゴドレーとロル・クレームも、いくつかのグループで共に活動をしておりましたが、グールドマンが加入して半年後に「マインド・ベンダーズ」が解散した後、エリック・スチュアートはゴドレー&クレームと共に「ホットレッグス」というバンドを結成。1970年には「ネアンデルタール・マン」という全英2位のヒット曲を放ちます。 その後、渡米していたグレアム・グールドマンを呼び戻してメンバー4人による「10cc」がスタートする事になります。 10ccと言えば、そのバンド名の由来が話題になるところ。 よく言われているのは、男性が一回に放つ精液の量が2.5CC。4人いるので10CCというヤツ。 実際、2.5CCかどうか自分でも計った事が無いので良く分かりませんが(笑)、彼らの1stアルバムのコミカルな内容から戦略的な効果もあって、(この説が)広く浸透したのではないかと言われております。 しかし実際のところは、彼らのデビュー時の所属レコード会社「UKレコード」の社長ジョナサン・キングが、夢で見た偉大なバンドの名前である”10cc”から付けられたというのが有力のようです。 ディスコグラフィー 10cc−10cc (1973) シート・ミュージック−Sheet Music (1974) オリジナル・サウンドトラック−The Original Soundtrack (1975) びっくり電話−How Dare You! (1976) 愛ゆえに−Deceptive Bends (1977) ブラディ・ツーリスト−Bloody Tourists (1978) ルック・ヒア−Look Hear? (1980) ミステリー・ホテル−Ten Out of 10 (1981) 都市探検−Windows in the Jungle (1983) ミーンホワイル−...Meanwhile (1992) ミラー・ミラー−Mirror Mirror (1995) バイオグラフィー 1972年、シングルで発表した「ドナ」が全英2位を記録。以後、順調に1stアルバム「10cc」、2ndアルバム「SHEET MUSIC」を発表。 順風満帆な音楽活動が続きます。 しかし、3枚目のアルバム「オリジナル・サウンドトラック」の辺りから、4人の音楽的方向性の違いが顕著になり始め、翌1976年に発表された「びっくり電話!」を最後に、ケヴィン・ゴドレーとロル・クレームはギター・アタッチメント「ギズモ」の開発の為にバンドを去ります。 残ったエリック・スチュアートとグレアム・グールドマンは二人で「10cc」の名を継承し、1977年にアルバム「愛ゆえに」を発表。 アルバムは全英3位、シングルカットされたタイトル・ソング「愛ゆえに」は全米5位と「10cc健在」ぶりをアピールしました。 続いて1978年に発表された「ブラディ・ツーリスト」も全英3位を記録。ただその後のアルバムはセールス的に振るわず、1983年に発表された「都市探検」を最後に解散。 その後、1992年にエリックとグレアムの二人に、ケヴィンとロルがゲスト参加の形で10ccは復活。10年振りと成る「ミーンホワイル」を発表してファンを喜ばせました。 しかし、1995年に発表した「ミラー・ミラー」を最後に二度目の解散。これにて10ccの活動は終焉を迎えます。 10ccは4人の個性的な才能がぶつかり合う事で、アイデアに富んだ実験的なポップ・ソングを次々と生み出しました。 それはビートルズ以降のイギリス伝統のポップ・ミュージックを継承し、70年代後半のニューウェイヴ・ムーヴメント(XTC等)の元祖とも言える、とても楽しい音楽でした。 二人の10ccは所詮「5cc」であって、10ccにあらず。少なくとも、私にはそう思えてなりません。
ギズモはゴドレー&クレームがマンチェスター工科大学の協力を得て開発した「ギター・アタッチメント」の事で、ギターのブリッジ部に装着し、弦をか噛ませたギアをモーターで回転させ、ヴァイオリンの弓弾きと同じような連続音を出す仕組みになっています。 2枚目のアルバム「SHEET MUSIC」の中の「Old Wild Men」のレコーディングの時、オーケストラを使う予算が無かった為に二人が考えて生み出した装置で、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジがギターの弦をヴァイオリンの弓で弾く事に、ヒントを得たと言われております。 ギズモを弾くのはロル・クレームだけで、前述の「Old Wild Men」の他に「THE ORIGINAL SOUNDTRACK」の中の「Brand New Day」、 「HOW DARE YOU ! 」の中の「Iceberg」「Don't Hang Up」等の曲に使われています。 (2008.03 OASI-Z) |
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1. ラバー・ブレッツ Rubber Bullets |
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記念すべき10ccのデビュー・アルバム。
実は最近このアルバムのCDを初めて聴いて、もの凄い違和感を感じました。それは、アナログ盤で聴き馴染んでいた曲順と違っていたからです。 CDでは「Rubber Bullets」(全英1位)が1曲目に来ているのですが、当時のアナログ盤ではこの曲はB面の2曲目(A面から通すと7曲目)に収録されています。他の曲も全て順番は変わっており、CD全編を聴き終えた後の印象が、当時とかなり違うのが少し寂しく感じられます。 個人的には、やはりあの「情けないファンファーレ」から始まる「いけないジョニー〜Johnny Don’t Do It」からスタートするのが、屈折ポップ・バンド「10cc」のデビュー・アルバムに相応しいと思うのですが・・・。 このアルバムのハイライトとも言える「Donna」(全英2位)は、ビートルズの「オー・ダーリン」のパロディ。妖艶な?女性ヴォーカルは、メンバーのロル・クレームのファルセット・ヴォイス。他にも「いけないジョニー」等、随所でロルのファルセットは炸裂しており、この声が50年代〜60年代ポップス風の曲作りに重要な役割を果たしています。 しかし、この1stアルバムではそのコミカルな面が強調され過ぎて「コミック・バンド」的な評価を下されてしまった部分もあったのですが、演奏技術の高さとメロディ・メーカーのセンスが、彼らを単なる「コミック・バンド」には終わらせなかったのです。 メンバー全員がヴォーカルを取れる事もあり、曲毎に趣が変わる展開はまるで「万華鏡」のような楽しさを感じさせてくれます。 「Dean and I」(全英10位)、「Sand in My Face」「Headline Hustler」・・・。ポップ・ロックのデパートとも言えるキャッチーな曲群の中で「ママにフレッシュ・エア〜Fresh Air for My Mama」だけは感動的なバラード。後の「アイム・ノット・イン・ラヴ」への序章とも言える名曲です。(OASI-Z) |
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1. ウォール・ストリート・シャッフル The Wall Street Shuffle |
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10ccのセカンド・アルバム。タイトルは「シート・ミュージック〜SHEET MUSIC」。意味は「とじられていない紙上の楽譜」の事。
1曲目の「The Wall Street Shuffle」(全英10位)のイントロのギター・リフを聴いただけで、1stとは違う決意が感じられます。 アルバム全体を通しても、1stアルバムにあったパロディの要素が排除されており、屈折ポップから王道ロックへの変化を少しだけ遂げた作品と言えるでしょう。 とは言っても「とってもイカしたイモ・バンド〜The Worst Band In The World」「時計じかけのクリープ〜Clockwork Creep」等、曲のタイトルは相変わらずウィットに富み、この辺のポップ・センスは流石という所。特に「時計じかけのクリープ」は、この後の4枚目のアルバム「びっくり電話〜HOW DARE YOU」で重要な役割を果たす事になります。 また、「Old Wild Men」や「ハリウッドのどこかで〜Somewhere In Hollywood」ではロル・クレームのファルセットが大活躍。 1stの本当に冗談みたいな曲は無くなっても、遊び心は決して忘れない。10ccの魅力はそこに尽きると思います。 余談ですが、当時の漫画雑誌で大人気だった「がきデカ」の主人公の事を歌った「恐怖のこまわり君」という曲を“葡萄畑”という 日本のロック・バンドが歌っていたのですが、この曲がアルバム中、最もハード・ロックなナンバー「Silly Love」の完全パクリで 「ちょっと、ヤバイんじゃないの?」と心配した記憶が有ります。10ccの原曲では「し・し・し・し・し・し・し・し・し・しりー」と歌う所を、「恐怖のこまわり君」では「し・し・し・し・し・し・し・し・し・しけー(死刑!)」と歌うのです(笑)。 個人的には、このアルバムが10ccの中で一番思入れのあるアルバムです。 それは、当時FMラジオ(北海道ローカル番組)で毎週10名にアルバム・プレゼントのコーナーが有り、そこで私の出したハガキが当選し、ラジオ局から贈っていただいたアルバムがこの「SHEET MUSIC」だったからです。 中学生だった私は、雪の激しく降る中、スキー部の部活から帰って来るとこのアルバムが家に届いており、当選したラジオ放送を聴いていなかった私の喜びは「天にも昇るよう」でした。思わず「2,500円儲かったぁ〜」と叫んだのは言うまでも有りません(笑)。 (OASI-Z) |
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1. パリの一夜 Nuit a Paris: One |
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アルバム・タイトルから「映画のサントラ?」と思いがちですが、「架空の映画のサウンドトラック」という10ccらしい風変わりな設定で製作されたサード・アルバムです。
このアルバムで10ccは本格的にアメリカ進出を目指して、レコード会社をUKレコードからメジャーのフォノグラム(マーキュリー)へ移籍。2ヶ月に亘って行われた全米ツアーも大成功を収め、バンドは絶頂時を迎えることになります。 また、10ccの曲の中でもっとも有名な「I'm Not in Love」はこのアルバムに収録されており、全英1位、全米2位の大ヒットを記録します。 極上のメロディに何重にも重ねられたコーラス。しかし歌詞は決して甘口のラヴ・ソングではなく、10ccらしいシニカルな視点で歌われています。(でも、当時の日本では全くヒットしませんでした。エヴァーグリーンになったのは、70年代後半以降の事です) しかし、このアルバムで重要なのは「I'm Not in Love」よりも、冒頭を飾る大作の組曲「パリの一夜」の方でしょう。この曲は8分以上にもなるオペラ風組曲で、短い曲が多かった従来の彼らのサウンドとは一線を画す、一歩抜け出した作品と言えます。 翌年に発表されるQUEENの「オペラ座の夜」に多大なインスピレーションを与えたという話は有名で、名曲「ボヘミアン・ラプソディ」もこの曲が無ければ、誕生していなかったのかも知れません。 他では前作の「Silly Love」を髣髴させるハードなナンバー「二度目の最後の晩餐〜Second Sitting for the Last Supper」や、「ゆすり〜Blackmail」、シングルカットされた「人生は野菜スープ〜Life Is a Minestrone」(全英7位)等、相変わらずのタイトル・センスは健在。 この頃から、スチュアート&グールドマンの「ポップ」な作品と、ゴドレー&クレームの「実験的」な作品の対照的な部分が少しずつ目立つようになって来ました。しかし、アルバムではその二つが対立する事無く、見事にバランス良く中和される事でクオリティを高める結果となり、このアルバムを彼らの「最高傑作」に挙げる人も少なく有りません。 ただ、私自身としては10ccの作品の完成度が増すにつれて、彼らが少しずつ遠い存在になっていくのを感じておりました。 ともすればB級のコミック・バンド扱いされていた彼らが、ここまで出世したのですから本当なら喜ぶべきなのでしょうが・・・。 (OASI-Z) |
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1. ハウ・デア・ユー How Dare You |
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アルバムジャケットから楽しめる作品で、表ジャケット右上で電話をする女性の後方の赤い車に乗っている男女のカップル?が、同じく左下で電話をする男性の机の上に置かれた写真立てにも写っている。さらには裏ジャケットにも同じトリックが仕掛けられていたり、見開きには30名を超える男女(勿論、メンバー4人とジャケットの男女と問題のカップルもこの中に居のだが探すのは容易ではない。
まるでウォーリーを探せ!状態)が、全員「固定電話」の受話器を手にしている姿は、今の「携帯電話」全盛時代からは考えられない「時代の産物」に見えるかも知れませんが、とにかく楽しめるユニークなデザインです。 ジャケットから10ccワールド全開ですが、このウィットに富んだセンスは前作、前々作のアルバムジャケットと同様、ヒプノシスの手に寄ります。(以後もアルバムカヴァーは1980年発表の“LOOK HEAR?”までヒプノシスが手掛けます) アルバムはラテンなパーカッションに導かれて、インスト・ナンバーの「How Dare You」から始まります。 途中のギター・ソロとパーカッションが心地良い名曲で、ヴォーカル主体の楽曲に隠れがちな彼らの演奏技術の高さを改めて思い知らされます。 そして1曲目の「How Dare You」がフェイドアウトしながら2曲目の「Lazy Ways」フェイドインしていく心憎い展開は、このアルバムが「只者ではない」事を予感させてくれます。実際このアルバムは、過去の作品と比べてかなりの時間をかけて練り込まれた作品なのです。 私自身、このアルバムが10ccの最高傑作だと思っておりますが、その理由はこのアルバムの4曲目「I'm Mandy, Fly Me」(全英6位)のメロディの美しさと、アレンジの素晴らしさに魅せられてしまったからです。 10ccの名曲を1曲だけ挙げろと言われたら、私は「I'm Not in Love」でも「愛ゆえに〜Things We Do for Love」でもなく、この曲を選びます。 「SHEET MUSIC」のところの文章で「時計じかけのクリープ」が4枚目のアルバム「びっくり電話」で重要な役割を果たすと書きましたが、実はこの曲のサビの部分が、ジェット音に導かれて登場するのです。このアイデアも10ccらしくて、なかなか秀逸。 曲はエリック独特のナイーヴなヴォーカルとコーラスが極上のメロディに乗って続いた後、一転してアコギのカッティングがリードします。 そこへもう1本、エレクトリック・ギターが被さりながら見事なアンサンブルを展開、そして2本のギターが曲の高揚感を極限まで高めた後、 コーラスで全ての緊張感を開放する部分は、何度聴いても感動的で有ります。 この見事な曲の展開を、ピンク・フロイドのファンの方からは怒られそうですが、10ccの「エコーズ」的展開と私は呼んでおります。もっとも、ピンク・フロイドの「エコーズ」は20分を超える時間を要して表現したのに対し、10ccは5分24秒で完結させてしまいましたが。 そしてラストはアルバム・ジャケットのコンセプトにもなった「電話を切らないで〜Don't Hang Up」で幕を閉じます。 「アナログ」な電話の呼び出し音で始まる切ないラヴ・ソングですが、最後は「お願い、電話を切らないで」と言う言葉にもかかわらず、無常に も電話を切られてしまいます。そしてこの曲、このアルバムを最後に10ccが分裂するのだと思って今聴くと、物悲しい気分になる曲です。 電話を切られた音の「ブーーーー」というSEは、今から思えばそうなる(分裂する)事を、まるで暗示していたかのようにも思えます・・・。(OASI-Z) |
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1. グッド・モーニング・ジャッジ Good Morning Judge |
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10ccが二つに分裂。ロル・クレームとケヴィン・ゴドレーが脱退。グレアム・グールドマンとエリック・スチュアートの二人が10ccの名前を 継承します。(5cc?!) このアルバムでは、パーカッション以外の楽器を二人でこなしています。
注目の1曲目「Good Morning Judge」は、まるでオリジナル・メンバー4人が居るかのような佇まいに少し安心。 しかし、2曲目の「愛ゆえに〜Things We Do for Love」(全英6位、全米5位)以降、グールドマン=スチュアート組のポップさが少しずつ アルバムを支配していきます。 M-2「愛ゆえに」M-3「Marriage Bureau Rendezvous」M-4「恋人たちのこと〜People in Love」と今までの10ccには、これほどストレートなポップ・ソングは無かったという位、美メロのオンパレードが続いていくのですが、アルバムが進むにつれて自分の好きだった10ccが、どんどん遠くへ離れていく事を実感していました。 その中でもM-9「Feel The Benefit」は11分を超える感動の名曲。しかし、この素晴らしい大作によって私の中で10ccが幕を閉じました。(OASI-Z) |
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1. Woman in Love |
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1977年の「愛ゆえに〜DECEPTIVE BENDS」は一応の成功を収めたものの、その後のアルバムセールスは次第に低迷。
1983年の「都市探検〜Windows in the Jungle」を最後にグールドマン=スチュアートの「二人の10cc」は解散してしまいます。 その後二人はソロで音楽活動を続けますが、1992年「二人の10cc」は突如再結成して、10年ぶりにアルバム「MEANWHILE」を発表します。 実は、このアルバムは私自身とても大きな期待を持って購入した覚えが有ります。というのも、あのゴドレー&クレームが参加しているという事と、プロデューサーがスティーリー・ダンを手掛けるゲイリー・カッツだという事。 しかし、期待に反してゴドレー&クレームの名前は数曲に“backing vocal”とクレジットされているだけ。作品的にも初期のアイデアに満ち溢れた楽曲と違い、グールドマン=スチュアート色の強いアダルトなポップ・ソング中心の作品になっておりました。 その中でも、オリジナル・メンバー4人の名前がクレジットされたM-5「Welcome To Paradise」なんかは、往年の10ccサウンドらしさが 垣間見えてくるから不思議。 4人が集まる事で「見えざる手」が、往年の「屈折ポップ・ミュージック」に導いてくれたように思えました。(OASI-Z) |
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