ハード・ロックやプログレッシヴ・ロックが正当なロックの様式とするならば、
アンダーグラウンドやストリートから出現したグラム・ロック、パンク・ロック、オルタナティブなどが、
相対する勢力として爆発的なパワーを持ち、それらの存在をうち消してきた。
グラム・ロックは売れないミュージシャンであったデヴィッド・ボウイとマーク・ボランが、
衣装やメイクでショウ・アップすることによって、ステージ上に異空間を作り、
ポップなサウンドとともに、見せるロックを具現化した。これが後の“ビジュアル系”をも生むことになる。
パンク・ロックは70年代も後半にさしかかる頃、ニューヨークとロンドンという都会を中心に、破壊的言動や行動を伴って現れ、
本来ロックが持っているべき反骨精神やパワーを取り戻そうとする、豪華になりすぎたロックへのアンチテーゼでもあった。
しかし、パンクは音楽的によりもむしろ、そのファッションなどが注目され、言わばグラム・ロックの異形と言えなくもない。
このパンクのファッションやサウンドのストレートさを巧妙に取り入れながら、高度でシンプルな曲を生み出すアーチスト達がその後登場する。
これらのアーチスト達がニュー・ウェイヴやニュー・ロマンティックスと言われる者達で、
スティング率いるポリスやデュランデュランなどはその象徴であった。



グラム・ロックの名盤

アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ/プリンス&ザ・レボリューション
AROUND THE WORLD IN A DAY/PRINCE & The Revolution

1985年 Paisley Park/WEA


甘い誘惑/スイート
GIVE US A WINK/SWEET

1976年 Captol(工事中)



ザ・スライダー/T・レックス
THE SLIDER/T.REX

1972年 Mercury(工事中)



ノーボディズ・フール/スレイド
NOBODY'S FOOL/SLADE

1976年 Polydor/ポリドール



ニュー・ウェイヴの名盤

ステイション・トゥ・ステイション/デヴィッド・ボウイ
STATION TO STATION/DAVID BOWIE

1976年 RCA/東芝EMI



ザ・パワーステーション/ザ・パワーステーション
THE POWER STATION/THE POWER STATION

1985年 EMI/東芝EMI(工事中)



シンクロニシティ/ポリス
SYNCHRONICITY/THE POLICE

1983年 A&M/Polydor



ヒューマン・レーシング/ニック・カーショウ
HUMAN RACING/NIK KERSHAW

1983年 MCA/Victor



ニュー・ロマンティックスの名盤

アイランズ/カジャグーグー
ISLANDS/KAJAGOOGOO

1984年 EMI/東芝EMI



カラー・バイ・ナンバーズ/カルチャー・クラブ
COLOUR BY NUMBERS/CULTURE CLUB

1983年 Virgin/東芝EMI



トゥルー/スパンダー・バレエ
TRUE/SPANDAU BALLET

1982年 Chrysalis/東芝EMI