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下に挙げたのはロック界で一般的に「巧い」と評価され、尚かつ人気のあるキーボード・プレイヤー達です。キーボードはヴォーカル兼任のプレイヤーやマルチプレイヤーが多いのも特徴ですが、ここではあえてキーボードの腕だけに絞り選出しました。また、エルトン・ジョンやビリー・ジョエルなどはキーボードも相当な腕前ですが、音楽性が「ロック」の範疇に入るものか微妙なところですので、今回は省かせていただきました。 ★評価グラフの見方(キーボード・プレイヤー編) 円グラフは以下のような項目で10ポイント制により評価しています。周囲にある文字は、本来右のような項目の略です。 |
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ニック・ネーム |
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NICKY HOPKINS ニッキー |
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ジャズ系、R&B系プレイヤー | ピアノを主体としたキーボーディストの第一人者 | ロックンロール、R&B、ジャズ | 「Beck-Ola」 Jeff Beck Group 「Shady Grove」 Quicksilver Messenger Survice |
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BILLY PRESTON ――― |
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リトル・リチャード、ロックンロール・プレイヤー | オルガン主体でノリが良い。セッションマンとして活躍 | ロックンロール、ポップ・ロック | 「Live European
Tour」 「John Lennon / Plastic Ono Band」 John Lenon |
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KEITH EMERSON エマーソン |
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R&B系、クラシック系プレイヤー | プログレ界のスーパースター。何台ものシンセサイザーを同時に弾きこなす曲芸的プレー | R&B、ロックンロール、プログレ、クラシック | 「The Nice」 The Nice 「Tarkus」 EL&P |
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JON LORD ――― |
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クラシック、ジャズ、ブルース系プレイヤー | ハモンド・オルガンをロック界に広めた張本人。リバーブをかけたキーボード・アンプを揺らし、爆発音風ノイズを出す | ハード・ロック、プログレ、クラシック | 「Book of Taliesyn」 Deep Purple 「Sarabande」 Jon Lord |
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RICK WAKEMAN ウェイクマン |
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クラシック、ブリティッシュ・トラッド、カントリー、ブルース系プレイヤー、ジョン・タウト | プログレ界ではキース・エマーソンとは双璧の人気プレイヤー | プログレ、カントリー・ロック、クラシック | 「Close to the
Edge」 Yes 「Six Wives of Henry VIII」 Rick Wakeman |
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KEN HENSLEY ヘンズレー |
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キース・エマーソン、ジョン・ロード、R&B系プレイヤー | 60年代末期にギターからキーボードへ転向した。ミステリアスな音づくりと印象的なフレーズを奏でるのが得意。 | ハード・ロック、ポップ・ロック | 「Demons and Wizards」 Uriah Heep 「Return to Fantasy」 Uriah Heep |
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DANNY PEYRONEL ダニー |
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ニッキー・ホプキンス、ビリー・プレストン、ジョン・ロード | ノリが良く、ライヴに強い。デビュー当初はニッキー・ホプキンス2世と騒がれた。 | ハードロック、ハードポップ、ロックンロール | 「Heavy Metal
Kids」 Heavy Metal Kids 「No Heavy Petting」 UFO |
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PATRICK MORAZ モラーツ |
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クラシック、ラテン・ミュージック、ジャズ | プログレ界の大物バンドを渡り歩く名プレイヤーだが、プレイよりも繊細な音づくりに長けている。 | プログレ | 「Relayer」 Yes 「Long Distance Voyager」 The Moody Blues |
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GREGG GIUFFRIA グレッグ |
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キース・エマーソン、リック・ウェイクマン | シンセサイザーやSEを多用したプログレ風味をアメリカン・ハードにも応用した。 | ハード・ロック、プログレ、ポップ・ロック | 「Helluva Band」 Angel 「Giuffria 」 Giuffria |
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JONATHAN CAIN ジョナサン |
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ニッキー・ホプキンス、ジャズ・ピアニスト | 天才的な作曲能力があり、メロディックでキャッチーなフレーズを弾くのも得意。 | ハードロック、ハードポップ、AOR | 「Escape」 Journey 「Bad English」 Bad English |
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DON AIREY エイリー |
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ジョン・ロード、キース・エマーソン、リック・ウェイクマン、ジャズ・プレイヤー | 個性はあまりない反面、どんなサウンドにも適応できるため、セッション・マンとして重宝がられる | プログレ・ハード、ジャズ・ロック、ハードロック | 「Electric Savage」 Colosseum II 「Down to Earth」 Rainbow |
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JORDAN RUDESS ――― |
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ジャズ系プレイヤー、ラテン・ミュージック、クラシック、キース・エマーソン、リック・ウェイクマン | ジャズ系にもクラシック系にも強く、メカにも強い | プログレ、ヘヴィメタル、プログレハード、フュージョン | 「Metropolis, Pt.2〜Scenes
from a Memory」 Dream Theater 「Feeding the Wheel」 Jordan Rudess |