激論!プログレハードってどんな音楽?

(2006年3月ロック会議室での討議より。敬称略、一部内容省略)

議長:HINE
 Mr.さんがカキコミしてくださったおかげで、たくさんの反響があり、もはや「プログレ・ハード」とは何かという議論にまで達してしまいました。
よい機会ですので、この際、もう少し議論を交わしましょう~。
 そもそも「プログレ・ハード」とはkyotaさんがおっしゃるように、アメリカのバンドたちがブリティッシュ・ロック(主にプログレ)の様式を取り入れ、独自に解釈したロックで、カンサスがブレイクしたあたりから、日本で使われるようになったジャンル分けです。
 しかしながら、よく捜してみると、それ以前にもプログレを取り入れた、またはプログレッシヴだったアメリカのバンドは存在していたわけで、後付ですが、それらを総称してアメリカン・プログレと呼び、その創始者はフランク・ザッパという通論が生まれたわけです。ジャーニーの初期やスティクスの初期もここに入ります。
 それゆえ、「プログレ・ハード」というジャンル自体もその後あいまいなものになってしまいました。
「アメリカン・プログレ」という言葉が出てきた以上、プログレ・ハードは、もはやアメリカン・バンドだけのものではないように思われますが、皆様のご意見はいかがでしょう?
実質的なプログレハードの創始者はいったい誰なのか? また、そのルーツは、どこにあるのでしょうか?

funky_renegade
 ここで発言できるほどの知識は無いのですが、サイケ・ロックがプログレのルーツのひとつだと聞いたことがあります...
 とは言え、やっぱりキングクリムゾンあってのプログレだと思いますが、どうでしょうか。

KEN
 時代背景も重要なのじゃないかな、と思います。
 プログレ・ハードと呼ばれるジャンルの先人達は皆、本家イギリスがプログレ不毛の時代に花開いたものですよね。本家イギリスがニュー・ウェイヴ旋風に吹き荒れる中、プログレの遺志を引き継いだアメリカン・プログレ・ハード。という考え方はできないでしょうか。
>キング・クリムゾンあってのプログレ
 これはまったくその通りですね。クリムゾンがプログレを立ち上げ、終わらせ、あるいは再燃させたのは事実です。
 プログレ華やかなりし頃はKCは健在。今のプログレ・ブームに楔を打ち立てたのが『スラック』。だと思います。

moto
 「ベスト・オブ・プログレ・ハード」ってのがあるみたいです。(*CDを紹介)
チープトリックファンの立場からFUSE(ヒューズ) というグループを創始的存在に挙げます。
バンドはチープトリックのリック、トムが在籍していたもので、1968年発表の作品「FUSE」にメロトロンを駆使したハードかつプログレッシブな作品として収録されているのが「トゥ・ユア・ヘルス」というインスト曲です

フォボス
 そもそもプログレハードという言葉を知らなかった無学なわたしでありますが、少しポストプログレ的な事を考えてみました。実は、ジャーニー、スティクス、カンサス、ボストンあたりはもっとも苦手な分野なんで、そっちについては語れず、HINEさまの意図とは違う話しをします。(ごめんなさい)
以前BBSで、せいいち様の
>アルバム”90125”(ロンリーハート)なんてその「プログレ・ハード」の名盤!
というカキコミを読み、Trevor Hornか!と思ったとたん、Frankie Goes to HallywoodのRelaxが頭に浮かびました。さらにArt of Noise。このあたりのZTTものは、Trevor Horn色が極めて色濃く出ていて、聴き様によってはプログレというか、ネオプログレと呼んでもおかしくはなかったのではないか、と思い始めました。
 そう考えると、わたしが80年代に最も、はまっていたDepeche Modeも3枚目以降は結構Heavyな内容になっており、当時はエレクトリックポップとか、New Waveとか呼ばれていましたが、意外にも魂レベルではプログレだったかも。。。というか、わたしがDepeを好きだったのは、実はEL&Pに通じるとも言えるHardな音楽性だったのではないかと思いました。
 実は、UKのMusicianは、EL&PやCrimsonを正当に吸収し消化再生産していたのではないかと。なぜ、ここにはプログレという形容詞が使われなかったのでしょう?きっと当時は、プログレというと滅びた恐竜のイメージで、良く無かったということかと思いますが。
 ちなみに、レッチリのJohn Frusciante や、EuropeのIan Haugland と Mic Michaeli はEL&Pが大好きだったらしいです。(なぜか両者ともTrilogyが好きだったらしいですけど)

議長:HINE
 (motoさんに紹介されたCDの選曲を見ながら)パブロフス・ドッグがプログレ・ハードなのかは疑問ですが、入手困難なトリリオンのセカンド・アルバムからの曲や日本未発売の音源が収録されているのは貴重ですね。
>funky_renegadeさん、
 確かにサイケデリックが、ハードロックとプログレを同時に生み出した痕跡はあります。
アイアン・バタフライ(米1966~71)やサーティーンス・フロア・エレベーターズ(米1965~68)あたりが、そのへんの音源を残していますね。
 とすると、それをイギリスのバンド達が自己流解釈したのがプログレッシヴ・ロックで、それをまた逆輸入したのがプログレ・ハード。
何かロック自体の歴史にも似ていますね。

せいいち
>実質的なプログレハードの創始者はいったい誰なのか?
 とりあえず当り障りのない回答ですが。。。
 個人的には「クィーン」のしかもアルバム「クィーン・」にしておきたいデス。
 ”プログレ”なのか”ハードロック”なのか?どちらかだけに限定出来ないその音楽内容。しかもそれまでにもあったでしょうが、楽器(ギターやコーラス)のオーバーダビング(多重録音)があったり、一曲々が独立していてもアルバム一枚の中での一つのテーマに沿ったいわゆる”コンセプト”性の高く物語調な作風です。
 アルバムから発せられる音楽的表現力プラス高いレコーディング技術を駆使した内容は、その後のアメリカン・プログレ・ハードと呼ばれるバンドたちにも影響は。。。あったのか?なかったのか!?σ(^_^;)

ぴー
 大衆音楽に新しい息吹が導入される時、必ずその時代背景が重要に関わってきました。
ただ、HINEさんが解説されているように、プログレ・ハードという名称が、単にジャンル分けの為の後付け的ものだとしたら、年代、国籍などの定義はあまり重要ではないと思いまして、私は“俗に言うプログレ・ハードのサウンドを披露していた。”という事を重視し、EL&Pを推薦しました。EL&Pは、1970年代初頭に、既にプログレ・ハードと呼べるサウンドで勝負していたのです。もちろんその呼称が無かった時代にです。
>本家イギリスがプログレ不毛の時代・・・
 大作主義で深いメッセージ性を持った、いわゆる純正プログレは、それこそ時代背景が影響して売れなくなりましたよね。U.K.のセールス的失敗がいい例です。ジョン・ウェットンは、その後音楽性を変え、エイジアを結成しますし、イエスも「90125」の路線に方向転換、ジェネシス(フィル・コリンズ)も、ポップ色がより濃い作品を量産し始めます。そして、キング・クリムゾンは、世界最高のニューウエイブ?ユニットとして復活し、EL&Pもドラマーを変え、再始動するのです。
 ここで重要なのは、そのほとんどのナンバーが、その長さも含め、あの忌まわしい(笑)MTV向けに変化していると言うことです。名だたるプログレ・ミュージシャン達が、サウンド・スタイルを変えてしまったんです。その状況をプログレ不毛というのでしょうね。確かに、プログレの大御所達は健在なのに、プログレの終焉を感じさせる時代でした。
 余談ですが、そんな中で、あの超大作「The Wall」をリリースし大ヒットさせたピンク・フロイドはやはり凄い。

suma
 そもそも「プログレ」自体が、ハードロック・ジャズ・クラシックその他多くの音楽性を内包し21世紀の現在においても未だ明確な線引きのされていない訳の分からんジャンルであるわけで、そこに更に余分なものがくっついた「プログレ・ハード」なんてジャンル、曖昧なものであって当然ですよね。それを言っちゃ元も子も無いですが^^;
 前々から疑問に思っていたのですが、英国のバンドにはプログレハードと呼ばれるバンドが非常に少ないですよね。せいぜいCaptain BeyondやArmageddonあたりでしょうか、それでも英米混合ですが。やはりプログレハードと呼ばれるためには米国産であることが大きな条件であるような気がします。となるとやはり、Kansas・Styx・Boston・Journeyあたりがプログレハードの元祖、となるのでしょうかね。しかしこれだと議論が振り出しに戻ってしまう…^^;
 そしてこれらのバンドは更に「産業ロック」とも呼ばれていたわけで、もう何が何だか分かりません(笑)。

フォボス
HINEさま
>パブロフス・ドッグがプログレ・ハードなのかは疑問ですが
疑問なんですか?これなら好きだったんですけども。

せいいち
>サイケ・ロックがプログレのルーツのひとつだと聞いたことがあります...
 ’72ねん生まれのボクには現実なリアルタイムで当然認知することは出来ませんが^^
 色々調べてみて、ルーツというのもある意味当時の”音楽文化”での繋がりで見れば全然妥当な意見だと思います。
 音楽的にはクラシックやさらにジャズ、ブルーズにその当時の流れの一つだったサイケ色な音を混ぜ合わせたのがプログレッシヴなサウンドなのではないでしょうか。
 先進性もいわば当時の楽器群(ムーグやメロトロンなどのシンセ楽器)によるのが大きいかもしれませんよね。クリムゾンやイエスなどの名曲の詞(詩)の世界なんて昔話といいますか、詩を作る人の新しい解釈もあるとは思いますが、決して先進性ではない様ですし・・・。
 ・・・あんまり気ままに書き過ぎると自分勝手過ぎに走ってしまうので(苦笑)この辺で。
 プログレッシヴという変に特別な隔たりでくくってしまうと、当時(70年代初期)の良質な音には出会えません!σ(^_^;) それはこの”プログレ・ハード”と呼ばれるロック音楽にも云えないことはないかもしれません。^^
 一概には云えませんが、”(アメリカン)プログレ・ハード”は、ジャズやブルーズの直の影響よりは、AORやフュージョン系(ジャズ/ロック)の影響(ある意味ロック的に吸収しただとか)の方が強いとか・・・??σ(^_^;)

 「アメリカン・プログレ・ハード」と呼ばれる音楽またはバンドはいわゆる即興性が無く、’70年代の「プログレッシヴ・ロック」の枠で云われるバンドたちには、レコーディングにしてもライブにしても即興性(演奏)がある!
 「プログレ・ハード」なバンドたちには、アルバム収録曲をいかにその通りに演奏するかが、基本的にあるようにも思えます。
 それを”売る”ためじゃん!?と、いわゆる"産業”ロックという枠で見過ぎてしまうと、「プログレ・ハード」と呼ばれる音楽の本質は見難いかもしれません^^;
と、云いつつもボクもすべてを理解しているワケではありませんが・・・(苦笑)

議長:HINE
 産業ロックとプログレ・ハードを混同している方も多いようですが(若い評論家の中にも)、これはそもそも違うものです。
 その代表格であるカンサスやスティクスがプログレ・ハードからしだいに売れ線のポップ路線を狙って産業ロックになってしまったということが起因して「プログレ・ハード=産業ロック」と思われがちですが、彼らの初期の音を聞けば、まったく違うモノだということがわかります。彼らはただ、自分たちのやりたい音楽を追究していただけで、それがたまたま時代の波に乗り大ヒットしてしまった結果、周囲の圧力(業界、レコード会社など)もあり、売れ線を狙う方向へシフトしてしまったわけです。
 産業ロックと言われ始めたのは、カンサス(1974~)で言うと、「Point Of Know Return」(1977)から、スティクス(1972~)でいうと「Pieces Of Eight」(1978)あたりからです。
>フォボスさん
 昨夜パブロフス・ドッグを聞き直してみましたが、やはり、プログレ・ハードというよりは、プログレ+ニュー・ウェイヴ的な音に聞こえますが・・・。あっ、好き嫌いは別ですよ(^_^;
>せいいちさん
 AORが出てきたのは早くても1976年ボズ・スキャッグスの「シルク・ディグリーズ」で、全盛期はボビー・コールドウェルが出現する70年代末期あたりですから、そこから影響を受けていたとは思えませんね。
 AORもプログレ・ハードも共に、フュージョンの影響は受けていたかもしれませんが・・・。

フォボス
 プログレハードと産業ロックは違うのですか!ということは、わたしはプログレハードというジャンルは知らない、ということになりそうです。かろうじて、Rushを知ってるくらいでしょうか。
 プログレハード=産業ロックかと思ったので、ぴー様の『EL&PがプログレハードのRoots』という意見には賛同できないでいたのですが、そういう事情となると、これは正しいのかもしれませんね。
>プログレ+ニュー・ウェイヴ的な音
 むむむ、、。パブロフスドッグはNew Wave的要素ありますかね?わたし的にはNew Waveの代表はEcho & The Bunnymenなので、それこそ、かなりサイケデリックな匂いを期待してしまうのです。Pavlov's Dogを聞き返してみると、「う~ん、この演奏の下手さは、もしかして、New Waveの走り?」とも思いますが。
 the THE なんかはいかがなんでしょうか?もちろん、通念としてはNew Waveなのは承知していますが、どうしてもEL&Pの血はイギリスMusic Sceneの中に流れていると思いたいんです。

せいいち
>AORが出てきたのは早くても1976年ボズ・スキャッグスの「シルク・ディグリーズ」で~
 HINEさん、失礼しました。σ(^_^;)
たまたま「TOTO」のメンバーたちが脳裏をよぎりましたので、かなり偏った発言すぎました。
>プログレハード=産業ロックかと思ったので~
 ハナ息を荒くして、「それは違いますよ!」と、そこまで異議を唱えることもないと思いますが・・・σ(^_^;)
 ”ロック音楽”に興味の無い方には「TOTO」にしろ「ボストン」でも、その"産業ロック"と一つのカテゴリーに分類されてもしょうがないと思いもしますが、やはりこのロック好きの方々が集まる掲示板の中では、同じカテゴリーに収めては、いけないと思います。
 ボクが思っている両者の違いは、「プログレ・ハード~」と呼ばれるアーティストは【セルフプロデュース】が出来るあるいは、出来ている面があると思います。
 ”産業ロック”は楽曲を売り込ませようとの観点から、分業制がキッチリした”作り方”をされていると思います。(作曲や作詞、プロデューサー等も外部から招聘したり・・・)
 アーティストと云うよりは、渡された楽曲(楽譜)をただ演奏するだけの者たちが行うのが、”産業ロック”の一つだと思います。(スタジオミュージシャンとはまた別に)
 アーティスト独自なアイデアはそこには無く、時代性に合わせた音楽(ロック)だったりもしている様にも思えます。
 「プログレ・ハード」と呼ばれる連中(バンド)には、セルフ・プロデュース能力は高かったと思います。衣装とかの外見的なことでは無く、バンドの音楽的方向性を持ち合わせ、自分たちの演奏する音楽を自分たちで創って(”作る”では無く!)いたのでしょうか。
 「ジャーニー」でもバンドの歴史も長いですが、初期~80年代の後期との音(アルバム)を聞き比べてもまるで違うほど進化しているのは・・・もう語られていますね。^^
 いわゆる名盤と呼ばれるアルバムには、”産業ロック”と大まかなカテゴリー分けをしてしまうことで、その名盤たる所為が見逃しがちになってしまい、良質な音楽(ロック)的な感動を損されていることもあるかもしれません。σ(^_^;)
 結局は、聴く側のお好みなんですが~♪
 結構、今の時代の方が無駄に”産業”化されたロックが多いようにも窺えてなりませんが・・・。

議長:HINE
>フォボスさん
 すいません、ファースト・アルバムだけ聞いて、結論づけるのは早計でした。もしかしたら、セカンド以降は違ったサウンドになっているのかもしれませんね。
 All Music Guideで調べてみたところ、ジェントル・ジャイアント(主にアメリカで活躍)からも影響を受けているようで、ラッシュの初期にも似ていると紹介されていました。
 ただし、他のプログレ・ハード・バンドのように、いわゆるブリティッシュのプログレ(四天王など)の影響を受けているわけではないようですね。
>せいいちさん
>バンドの音楽的方向性を持ち合わせ、自分たちの演奏する音楽を自分たちで創って(”作る”では無く!)いた
 それです!それ!僕はTOTOだって産業ロックとは思っていませんよ。あんなに真面目に音楽に取り組んでいる人たちに対し、「産業ロック」とは失礼ですよね。

ミント
 あたしもTOTOに産業ロックと書いてあったのには驚きです。
 いつからそのような変なタイトルつけられるようにTOTOはなったのでしょう。

ぴー
 素晴らしい音楽は、多くの人々の心を捉えるのですから、売れるのは当然です。そして、「売れ線のサウンドだから産業ロック。」と言うのは、実に馬鹿げた理論です。
↑で書いた、「70年代後半から、プログレアーティスト達が、そのスタイルを変えた。」と言う事例も、彼等が、その時代に必要なサウンドを生み出すための試行錯誤の結果であり、かつての大作主義の長尺で重厚な内容の作品が、時代に適さなくなってきたと判断したからです。
 私が言いたいのは、プロのアーティストって、「誰の為に曲を作り、誰に聞かせるの?」ということです。当然その時代のリスナー達の為にでしょ。それを全く無視したら、芸術家気取りの自己満足野郎です。
 70年代後期においては、その結果、偉大なる純正プログレッシブ・ロックが滅びてしまいました。でも、それはロック界における自然淘汰であり、時代の移り変りの中では必然的な事だったのです。
 TOTOにしてもジャーニーにしても、時代が求める優れたサウンドを創り出せたから売れたのです。その行為が“産業ロックへの転換”と言うのは、常に時代のサウンドをクリエイトしようと試みるアーティストに対して失礼です。
 ここに集う皆様ならお判りの事と思いますが、スタイルを変えても、かつてのプログレアーティスト達のサウンドには確固たる独自性が宿っていましたよね。曲の長さがコンパクトになっても、イエスの曲にはイエスの、クリムゾンの曲にはクリムゾンの唯一無二なる世界が広がっていたのです。「以前のイエスの方が良かった。」と言うのは、好みの問題であるうえ、時代を受け入れられない懐古主義的発想に囚われている為です。(かく言う私も、古き良きプログレに恋焦がれて、新しいサウンドを受け入れられなかった一人なんですけどね。)
 さて、産業ロックというのは、例えば「今クイーンが売れてるから、クイーンっぽいバンドを売り出そう。」という安易な姿勢から生まれるもので、そこには全く独自性がありません。そう、オリジナルのクイーンは、決して産業ロックではないのです。良いから売れたのです。当たり前のことですよね。
 当然、EL&Pは産業ロックではありません。そしてそのサウンドは、プログレ・ハードです。文章化された定義ではなくて、サウンドそのものが答えです。
 最後に、昨夜クリムゾンの「Red」をじっくり聴いたのですが、やはり、そのサウンドからプログレ・メタルのニュアンスを強く感じました。

フォボス
 もし、私の不用意な発言が、何か侮辱的になっていましたら(十分なってましたね)、お許しください。私は、このエリア、ほんとに良くわかっていないし、聴いていないので、良いものと悪いものをごっちゃに捕らえていると思います。こんど、機会あれば、ちゃんとこの領域の音楽、聴いてみます。
>すいません、ファースト・アルバムだけ聞いて、結論づけるのは早計でした。
>もしかしたら、セカンド以降は違ったサウンドになっているのかもしれませんね。
 いえ、作風はそれほど変わっていないです。ただ、今日1stを聴いてみて(昨日は確かに2nd聴いていました)思ったのですが、David SurcampのVocalが、聴き様によっては、Robert Smith(The Cure)系に聞こえるので、これが、New Waveっぽさかもしれません。

せいいち
 ボクは特別フォボスさん宛てに書き込ませて頂いたわけでもありません。もちろん(HINEさん、ぴーさんも)そうだと思いますσ(^_^;))
 どうかお気になさらず・・・こちらこそスミマセン_(^^;)ゞ
 ボク的にはそれほど(どれほど?)”ジャンル分け”にこだわりも持っていないつもりでありますが・・・。
”ジャンル”は初めて聴くアーティスト(またはバンド)の一つの目安程度でしか捉えない様になりました。
 産業ロックでも、そうでなくともボク自身は痛くも無いですし、ただ”産業ロックだから~聴かない~・・・音が一緒だし~・・・等”と無理にジャンル分けに固執され、手が伸びない様ですと、個人的ファンとしては残念デス。もちろんコレもフォボスさんに言っているのではありません。。。
 そんなボクも何てたって、”パンク音楽(ロック)”は苦手ですから~σ(^_^;) 大きなことを云えるワケありません!失礼しました!
 一つの”ジャンル”、ロックのカテゴリーを超越された(ジャンルに固執されない)論議があるのも面白いと思いますし、興味があります♪

ぴー
 フォボスさんの素朴な問題提起により、貴重かつ有意義な議論が展開し、その結果、再認識あるいは新発見できた事もあり、むしろ感謝しております。
 ところで、↑で私が書いた見解には一種の極論が含まれています。もちろん、世間やリスナーのニーズなんか気にせず、世紀の名盤を作り上げ、結果的に空前のセールスを記録したアーティストもいますからね。
>パンク音楽(ロック)”は苦手ですから~σ(^_^;) 
 私の場合、ピストルズの登場がリアルタイムでしたので、当時は聴きましたよ。その頃のロンドンの若者達には、あんなサウンドが必要だったんでしょう。んっ?今でも、聴くかって? 「・・・・・・。」
>ジャンル分け
 そう言えば、以前、「EL&Pはプログレか?ハードロックか?」という論争の最中、私がフォボスさんとこの掲示板に、こんな事↓書きましたね。
『そもそも、ロックのジャンル分けなどというものは、マーケットと消費者(リスナー)のニーズであり、音楽評論家による定義であって、当のミュージシャン達にとっては、大した意味を持たない事なんです。彼等はやりたいことをやっているだけで、演奏がテクニカルで、サウンドが斬新で、ロック以外の音楽とクロスオーバーしていて、変拍子なんかを多用していて、メッセージの表現方において、長尺の曲が多ければ、プログレに分類されてしまう。
 あとは、メンバーの人脈ですね。キング・クリムゾンという、世間的な観点から言うと“いかにもプログレ”というユニットに在籍したGregの存在は、音楽評論家にとってEL&Pをプログレッシブ・ロック・グループと断定する材料となってしまっていたのです。
 実は、ロバート・フリップは、プログレッシブ・ロックと言う言葉が大嫌いなようで、インタビュアーが、「クリムゾンは、プログレッシブ・ロック」などというと、不機嫌になってしまうようです。やはり、一流アーティストにとって、ジャンルなんて関係ないんでしょう。』
 私自身、自分の考えを整理しなければいけないようです(汗)。

KEN
 友人に「プログレ・ハードって何だろね」と訊いてみたところ、あっさり「変拍子入りハード・ロック」と応えられました。
 そういえばカンサス、ラッシュなどはプログレの範疇におさまらなくてハード・ロック扱いに鳴っているし、「ハード・ロック」主体でいいのかも。
 言われてみればプログレ・メタルはプログレよりメタルの扱いダモのなあ。「プログレ・○○」というジャンルがあったら「○○」が主となるジャンルなわけですね。

ロック好き中学生
>>実質的なプログレハードの創始者はいったい誰なのか? また、そのルーツは、どこにあるのでしょうか?
 僕はもぐりなのでさっぱり分かりません・・・。ですがビートルズにはプログレッシブな要素はありますね。
 僕はプログレ・ハードというジャンルを良く知らないので、ごちゃごちゃとはいえませんが、僕の素人考えだと、イエスの「こわれもの」収録の「ハート・オブ・サンライズ」は結構激しいと思います・・・創始者とは関係ないかもしれませんが。
 あとひとつ疑問がありますが、プログレ・ハードと言う言い方で、「ハードロックの要素が見受けられる激しいプログレ」か、「プログレのような変拍子などの要素が入っているハードロック」かと言う事もありますよね。
 それによって創始者がどうの~っていうのがかなり絞られてくるのでは?KENさんは上で後者だという書き込みをしていらっしゃいますが、どうでしょうか。

議長:HINE
 結論として、やはりKENさんのおっしゃるようなことなのでしょうね。
とすると、創始者はカンサスやスティクスなどのアメリカン・バンドで、あくまでプログレっぽい「ハードロック」であり、なおかつ、せいいちさんがおっしゃるようなオリジナリティのあるサウンドのことを「プログレ・ハード」と呼ぶこととしましょう。
 しかし、この中には後から出てきたイギリスのバンド達も含んでもよいでしょうね。そして、そのルーツは、ぴーさんやフォボスさんを始め皆様がおっしゃるように、EL&Pやキング・クリムゾンなど。
そのまた起源となるのはサイケデリックかもしれません。
かなり強引ですが、このあたりでプログレ・ハード論議も終了します(^_^;



参考:プログレハードの名盤(皆様の推薦盤です)

フォボス

<ルーツ of プログレハード>
Emerson Lake and Palmer 「Tarkus」、「Brain Salad Surgery」
King Crimson 「USA」、「Three of a perfect pair」あるいは、そのLive

HINE

カンサス 「永遠の序曲」、「パワー」
キャプテン・ビヨンド 「Captain Beyond」、
ユーライア・ヒープ 「悪魔と魔法使い」、
マグナム 「Kingdom of Madness」、
スティクス 「グランド・イリュージョン」、
ジェントル・ジャイアント 「The Power and Glory」
トリリオン 「氷牙(Trillion)」
RUSH 「Permanent Waves」

<プログレメタル>
ドリーム・シアター 「イメージ・アンド・ワーズ」、
ナイトウィッシュ 「ワンス」、
クイーンズ・ライチ 「オペレーション・マインドクライム」、
ラプソディ 「レジェンダリー・テイルズ」、
ペイン・オブ・サルヴェイジョン 「The Perfect Element」

ぴー

RUSH 「Moving Pictures」
SAGA 「Worlds Apart」

<ルーツ of プログレハード>
Emerson Lake and Palmer 「Brain Salad Surgery」
King Crimson 「RED」

せいいち

ボストンの1stと2nd(リマスター&+ライブ曲のボートラ付き)
イエス 「90125(ロンリーハート)」

<プログレメタル>
デフ・レパード 「パイロマニア”(炎のターゲット)」
FATES WARNING(フェイツ・ウォーニング)と
MAGELLAN(マジェラン)

suma

<プログレメタル>
Prophet
Triumph 「Surveillance」
It Bites 「Once Around the World」
King's X
Faith No More
Waltari

KEN

TOTO 『ハイドラ』

Kyota

New England
Touch
Dixon House Band

<プログレメタル>
Magellanの1st