ロックのルーツは誰だ?

<前置き>(敬称略)
掲示板にカキコがあった「ロックのルーツはストーンズ」発言に対しHINEが反論、「ビートルズこそロックの発展に大きく貢献したルーツ・バンド。同年発表のホワイトアルバム(ビートルズ)とベガーズ・バンケット(R.ストーンズ)を比べれば差は歴然」と発言。しかしこれに対しストーンズ派も黙ってはいない!ここにプレスリー派やチャック・ベリー派まで加わり、終わらない討論会は幕を開けた。

HINE
おそらく決着はつかないと思いますが、いったいロックのルーツになっている、もしくは模範となっているのは誰なんでしょう〜!
プレスリーなのか、ビートルズなのか、ストーンズなのか・・・
はたまた別の誰かなのか!?みなさんのご意見をお聞かせください。
注)罵声、罵倒、汚い言葉使いは極力使用しないでください。

フレンチ好き◆
確かに「ホワイト・アルバム」は美しい!でも「ベガーズ・バンケット」の汚さはビートルズには演れませんぞ。汚いが故に「ベガーズ・バンケット」に一票!
罵声はなしでいきましょう。

Rock Avenue◆
ビートルズもストーンズも、もちろん色んなバンドが一度はカヴァーしてことのあるチャック・ベリーこそルーツ・オブ・ロック(&ロール)かな、なんて思ってます^^;
もちろん、ビートルズがそのヴァリエーションを広げた意見には大賛成です。

フレンチ好き◆
僕の友人もビートルズファンが多く、「ホワイト・アルバム」の良さを力説してくれます。HINEさんも絶対「ベガーズ・バンケット」より良いはずと思っているでしょう?甘い、甘い。僕は本当に心底から「ベガーズ・バンケット」の方が好きですよ。「ヘルプ」より「ディッセンバーズ・チュードレン」です。何故って、ビートルズは透き通った紅茶のようで、ストーンズは何が沈んでいるかわからないブラックコーヒーの様なものだからです。このドロドロ感がストレス解消にたまらなくいいのです。しかし、それを快感と受け止められるようになるには、ちょっと時間が必要です。でもその域に入っちゃえば、依存性があり、なくては禁断症状に陥ってしまうのです。

HINE◆
僕は別サイトで紅茶のHPをやっているぐらい紅茶好きですが(笑)
・・・でも、珈琲も好きですよ。
僕の場合、ロックにも紅茶同様の繊細さを求めます!
ビートルズがいなければ、クイーンも生まれなかったと思うし(飛躍し過ぎ?)、ビートルズはデビューから解散まで一貫して新しいものにチャレンジしつづけましたよね、これってすごくロックの根本的な精神「反逆心」とつながると思いますが・・・。

Blues◆
僕はカッコよさでは断然ストーンズだと思います。
ただし、ビートルズにかなうのはやっぱりプライアンがいた時のオリジナルメンバーでしょう。
カリスマ性注目度では、ビートルズより目立ってたかも、当時はいろいろ問題起こしてたみたいだし。。
ストーンズの場合当時のごたごたがそのまま音楽に反映されているようで、そこがすごく偉大だと思います。
「ホワイト・アルバム」と「ベガーズ・バンケット」では僕は断然「ホワイト」に一票です。「ホワイト」は楽曲の美しさだけでなく、60年代ストーンズがもっていた、泥臭さも入っててビートルズだけでなく私の中では全てのロックの歴史の中で一番なのです。
しかしビートルズで真の意味でのフェイバリットは、僕の場合このアルバムだけなんですよね。
ジャーガー・リチャーズ組の最高峰としては「ベッガーズ」より「ならず者」の方がとっても好きです。
僕の場合変わっててストーンズで一番すきなのが多分皆が嫌いな「サタニック・・」なんです。あのどろどろした雰囲気が、なんとも言えず好きです。

てつお◆
ここにきて、ストーンズとビートルズで争いですか?
僕はその派閥争いみたいのは知らない世代なんです。
すでに両バンドとも王者として君臨してましたから。
僕の感じ方は、ビートルズの曲はオルゴールでも聴ける。
ストーンズの曲は、あのメンツでないと聴けない。
少し乱暴な分け方ですけど。
ロックバンドのカッコ良さではストーンズがダントツ。
従って、「ベガーズ・バンケット」に一票。
チャックベリー、エルビス、両者ともカッコ良いですよね。
僕はエルビスがサンレーベルで活動していた頃の曲が大好きです。
あの頃のレコーディングってライブじゃないですか。
それがまたたまらないんですよね〜。

ロッカーズ◆
サウンド面ではチャック・ベリーが優勢かな?
でも視覚的ロック度ってのもあるじゃないですか。
これで見るとエルビス・プレスリー優勢になるというか比べちゃいけないかも・・・。
ミック・ジャガーのセクシーな面とかエルビスに通ずるものがありませんか?
ポール・マッカートニーのアイドル性もエルビスにもありますし。

フレンチ好き◆
Mick JaggerとPresleyのセクシー度はちょっと違うとおもうのです。Presleyは男っぽい魅力でしょう?でもMick Jaggerは変態チックなのです。(今はそのフェロモンが枯れてきている様ですが)この誰も真似たがらないような中性的変態が魅力なんですが。これはその魅力にとりつかれた者でないとわからないかも知れません。昔の沢田研二に共通するところもないわけではない。

ロッカーズ◆
ホワイト・アルバムとベガーズ・バンケット・・・。
醤油ラーメンと豚骨ラーメンどっちが良いと言ってるのと同じですね。(^0^)
難しいな〜。
私は両バンドとも1stアルバムが一番好きなんですよ。
ストーンズだとアメリカ盤の方が好きです。
Twist and ShoutかNot Fade Away・・・。
選べな〜い。
しかしソロアルバムで比べると圧倒的にビートルズ勢が優位ですね。
ここを付かれるとフレンチ好きさんもたじたじ?(^0^)

フレンチ好き◆
そう考えるとストーンズは団体行動でなせる技なのかも。でも、僕はミック・ジャガーのソロアルバム、結構好きですよ。特に最初の2枚は。キースの初ソロアルバムも好きですが、でも考えたら、このvocalがミック・ジャガーだったら、もっと盛り上がる作品だったんだろうなあ、なんて鑑賞法でしたね。
ビートルズだって、ソロで全て良いとはおもいませんがね、ロッカーズさん。ソロで時々聴いてみたいなあと思うのがJohn LennonとGeorge Harrisonです。Paul McCartneyは何故か毛嫌いしてしまってます。でも、どれもバックミュージック的なんですよね。
昔、レコードが高価であまり買えなかった頃は、やっぱりバックミュージック的なレコードに金をかけるより、死ぬ程夢中になってしまうコアなレコードに、つまりトンコツらーめんに(笑)金かけるでしょう?

ロッカーズ◆
ビートルズのソロアルバムは全て良いとは私も思いません。
ミックのShe's The Bossは私も好きです。
キースのは雰囲気アルバムですね。バーやレコード屋でかかってると
カッコイイけど自宅で聴くのは辛いです。
ロン・ウッドは金返せと思いました。
他は聞いてないです。すいません。
同じ2枚組で「ホワイト・アルバム」と「メインストリート」だったら牛丼、特盛(2枚組)、卵(ホーンセクション)でメインストリート優勢かな?ジャケで卵くわえている人が好きです。(^0^)
でもホワイト・アルバムには「While My Guitar・・・」が入っているのがでかいんですよ。紅しょうがですね。エリック・クラプトン・パワーが効いてますね。
「ベガーズ・バンケット」も聴く人が聴くとスライド・ギター弾いているのはライ・クーダーだと言う人も居られますね。ただの噂ですかね〜?
タモリ倶楽部でストーンズ特集やってましたね。
キースの鼻が曲がっているのはチャック・ベリーに殴られたからとの事。
知らなかったです。

moto◆
白人音楽に対してロックンロールという言葉が使われ始めたという点でビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツ(1954)かな
プレスリーのロカビリーはロックとヒルビリーの合成語だから
この後だと思います
ただし現在のロックとは違ってリズム&ブルースですね

HINE◆
> ただし現在のロックとは違ってリズム&ブルースですね
これ!これ!ようするに初期のロックンロールでは白人版R&Bサウンドをやってたわけです。
このサウンドから脱却し、現在につながる白人特有(一部黒人もいますが)の「ロック」を生み出したのはビートルズでしょう〜!!

フレンチ好き◆
これには先ずどこまでがロックと見なされるのかが問題ですな。確かにビートルズはロックであると世間では言われていますが、僕はポップスと見なしています。さらに世間での話を多数決として採択するのであれば、カーペンターズは昔、ソフト・ロックといわれていたので、ロックに入るんだけれど、でも実際はロックと言うよりポップスでしょう?ストーンズ系をロックとすると、その原点はチャック・ベリーかな?>

HINE◆
今聞くとビートルズの音楽はポップスに聞こえるかもしれませんが、当時のポップスとビートルズのサウンドを比べると全然ロックですよ!
ビートルズがロックに市民権を与え、チャートを独占するようになったため、ポップス全体がロック方面へ近づいていったのではないでしょうか!?
ゆえに現在ではビートルズさえポップスに聞こえてしまうほど、ポップス全体がロックに近くなってしまったわけです。
フレンチ好きさん、ポルナレフだって、当時はロックをやってるつもりだったのですよね?

てつお◆
ロック、ロッケンロール、どちらがどうなのでしょうか。
はたまた黒人が絡むとリズムアンドブルース。
ブルースがベース、カントリーがベース。
うーん、理論付けるのは難しい。
プレスリーは商業的に大成功して、キングオブロックですが、
僕はチャックベリーをルーツにします。

T・K◆
クラプトンだと思います
ブルースロックの先駆者だと思いますし
非常に上手くブルースのフレーズをロックに取り込んだと思います

とらふぐ◆
当然「ZEP」でしょう!!
ビートルズ、ストーンズ、チャック・・・素晴らしい!
だけど、大音響で聴きたい!(私的にロックは大音響)のは古い順から「ZEP」ですな!それも「グッタイバッタイ」
理由.1 リフがR+5thでsus4も登場!(王道)
.2 歌詞がアホくさい
  .3 不必要にドラムがウルサイ
  .4 ボーカルがナイガシロ気味

HINE◆
ZEP.はロックのというより、ハードロックのルーツじゃないの?
これもまた、クリームだとかジミヘンだとか分かれそうだけど、ブルースロックやサイケからいち早く脱却してハードロックを確立させたのは間違いなくZEP.だろうね。
> .4 ボーカルがナイガシロ気味
はははは、だからロバート・プラントはZEP再結成に乗り気じゃないみたいね(^_^;

フレンチ好き◆
ツェッペリンの弱点は歌詞ですな。ビートルズはほとんどの曲が名作ですが、ツェッペリンはセックスの歌か「死ぬ〜死ぬ〜」なんてうなっている歌です。名作は「天国への階段」と数曲だけみたい。後世の人から見るとビートルズは正当な文化として評価されるが、ツェッペリンはサウンドは良いのだけれど、詩はちょっと恥ずかしい。まあ、ストーンズもあんまり言えないか。

ロッカーズ◆
不良らしさがロックの良いところですよね。
昔からストーンズは不良、ビートルズはお坊ちゃま系の扱いが暗黙の領域でありますね。
しかしピート・ベスト在籍時の写真を見ると明らかに不良じゃないですか。
ミックもインタヴューで「本当は俺たちと同じなのにあんな扱いされてかわいそうだ」と言っておりました。
エルビスは腰を振っていただけだったのにワイセツと言われ悪魔扱いまでされいました。それだけ注目されていたと言う事です。
当時、娯楽がすくなかったせいもあるでしょうけど・・・。
ロックスター第一号だと思っております。
ただ軍への徴兵が彼の欠点ですね。
というわけでエルビスを押しておきます。

フレンチ好き◆
ビートルズの卓越しているところは自分で作詞作曲して自分で演じることを始めたことかなあ?それも綺麗な方法で。それも皆に認められる様に!でもロックってアウトローなところが魅力でしょう?ストーンズは作詞作曲するのは遅れたけれどアウトローな演出は卓越していたと思うんですよ。この危ない演出に関してはストーンズがルーツかな?
確かに1960年から70年代前半のロックって今で言うところのポップスが多かったかもしれませんね。ポルナレフも含めて。でも68年くらいはストーンズの(Jumpin' Jack Flash)やヤードバーズ、レッド・ツェッペリンやクリーム、ジェフ・ベック・グループの登場でポップスの枠をはみ出すような音楽ジャンルが出来ましたよね。これが僕のロックなんですが。

Rock'N'Roller9◆
やはりビートルズがロックの方向を決定的にしたのでは?
ストーンズもビートルズがいたから出てこられたという雰囲気もありますし。
ロックンロール、ブルースをさらに飛躍させてロックにして今の音楽の骨組みを作ったビートルズにはストーンズといえども敵わないのではないでしょうか?

フレンチ好き◆
ビートルズがデビューしたからストーンズがデビューしたのではないと思いますが。。。ストーンズが少々デビューに遅れただけでしょう?デビュー当時から音楽の趣向が違うので比較するのも難しいですが。ただ、ストーンズがビートルズから何かしら影響を受けたのは否定できませんな、(笑)残念ながら。

Rock'N'Roller9◆
いや、そうでなく
ビートルズの対抗馬という地位に巧くつけたのもストーンズの成功の要因ではないかと思うんです。
だからストーンズよりフーが早かったらフーがストーンズの地位につくこともあったのではないかと。
既に63〜4年のときからビートルズ中心に回っていたともとれませんかね?

フレンチ好き◆
僕はストーンズがThe Whoより成功しているとは思えないです。The Whoにはストーンズの出来ない上手いロックがあってステージも早期からレーザー光線なんか使って暴力的でパワフルなロックを演ってますよね。ストーンズはビートルズよりパワフルなんだけれどだるくて渋くヘビーなんですよね。そこが理解されるかどうかなんですが。。。つまりビートルズやThe WhoはDeep Purpleの如く入って行きやすい音楽ですが、ストーンズは屈曲した音楽で最初はZeppelinの如く分かりにくいですよね。ストーンズはビートルズの影響を受けたことは確かですが、ビートルズがいないと存在しなかったとは思いません。
でも、こうやってストーンズのことを力説しても今まではビートルズ派が多勢であったため自分が孤独になっちゃうこともよくありましたが、この場ではストーンズ支持も多く、うれしいし、時代も変わったのかなあなんて思ってしまいます。

HINE◆
ビートルズの「ヘルター・スケルター」という、どうみてもハードロックの曲は、ザ・フーに影響されて作った曲だといいます。フーよりもっとうるさいロックをやってやろうとポールが考え出した曲だそうですよ!
同じアルバム(ホワイトアルバム)に収録されているプログレ調の曲では、同じレコーディング・スタジオにいたピンク・フロイドを見て影響されています。
ザ・フーもまた、キンクスに影響されてトータル・コンセプト・アルバムを作ったり、あの時代、みな相互に影響しあっていたのでしょうね。

というわけで、やはり予想通り、決着はつかずにこの討論会を終わります(笑)