ライヴ・フルーツ・ポリッシュ クラシック・ロック夜話 Vol.3


開催日:2005年8月24日(水) 場所:「Asagaya DRUM(杉並区南阿佐ヶ谷)




 当HPともサイト・リンクしている井手隊長率いるバンド「NAPZAX」が、うちの近所のライヴ・ハウスに出演するというので、ひと目見たいと仕事帰りに(実際には一度帰宅後すぐに歩いて向かった)現地へと急いで行ってみました。
 そのライヴ・ハウス「あさがやドラム」は、普段よく行く南阿佐ヶ谷の「ピエトロ」というパスタ料理店の隣にあり、自宅から歩いて5分。こんな近くにライヴ・ハウスがあったなんて、今までまったく気が付きませんでした。
 平日ということもあり、また場所が場所だけに、それほど広くない店内でも人がまばらにしかいませんでしたが、サイドの席は全部埋まっていて、しかたなく中央の席に1人ぽつんと座りました。かなり目立って恥ずかしかったです(笑)
 その日このライヴハウスでは「ライヴ・フルーツ・ポリッシュ クラシック・ロック夜話 Vol.3」と題された「アルバム・ジャケット」に関するトーク・ショーが行われることになっていて、そのゲストにNAPZAXが出演し演奏するという予定でした。またトークショーでは、ミニ・モーグの生みの親、故ロバート・モーグ氏追悼シンセサイザー談話も兼ねています。

プログラムはこんな感じです。
PM7:00会場 7:30スタート
※トーク・イベント「麗しのアルバム・ジャケット!」
 安西氏持参のミニ・モーグ・シンセサイザーの音を聴きながらシンセサイザー談話!
 米持孝秋・安西史孝・ノダセイジ 司会:井万里きよあ
※音楽 
 NAPZAX (70年代ロックのカバーを中心に演奏!)

 スタート後、まずはこのイベントの主催者である音楽評論家ノダセイジ氏が、ビデオ・プロジェクターで壁面にジャケットを大写しにしながら、そのアーチストの音楽とともにアルバム・ジャケットの話をしました。スタックリッジやストローブスの後、何故かカルメンマキ&OZのアルバムが登場。各アーチストの曲を聞き比べてみて、70年代の頃は日本のロックバンドも海外に劣らずレベルが高かったな〜と改めて実感しました。

 つづいて音楽プロデューサーでありミュージシャンでもある米持孝秋氏のアルバム・ジャケット話。気に入ったジャケットのアルバムは常に「観賞用」「保存用」「再生用」の3枚を買うという米持氏、いきなりグリーンスレイドの信じられないような豪華ブックレット付きのジャケットを紹介。その他イエスの「イエス・ソングス」R.ストーンズの「サタニック・マジェスティーズ」(これは初回プレス限定3Dジャケット)、いずれもマニアならずともよだれものの珍品です。話の内容もミック・ジャガーにインタビューした時の印象や知られざるレコーディング秘話など、とても興味深いものでした。

 前半トーク最後には、作・編曲・演奏家であり、これまで様々なイベントでシンセサイザーの使用法などを教える講師も務めてきた安西史孝氏によるシンセサイザー談話がありましたが、これがまた面白い!目の前にミニ・モーグを置き、時にはキース・エマーソン風、時にはヤン・ハマー風と、実際に演奏しながら、その使い方などを分かりやすく説明してくれました。

 3氏の熱弁と熱演により、予定より時間は大幅に押していましたが、その後休憩を挟みいよいよNAPZAXの登場です。まずは井手隊長がアコースティック・ギター1本で独演。ビートルズやレオン・ラッセル、E.クラプトン、ボブ・ディランなど、もう僕のようなおじさんの域に達した洋楽ファンは驚喜するようなナンバーばかりです!さすがにモットーは「尊敬すべきじじいロックを現代へ!」という隊長ならではの選曲でしたね。
 その後、他のバンドメンバーも加わり、ビートルズ2曲とCCR(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル)、最後にオリジナル曲を「くもり空」「自転車」「Holidays」と3曲連続で演奏し締めくくりました。オリジナル曲もまったく違和感なく、そのまま「じじーロック」のセンスが生かされた曲ばかりでした。メロディーもよく演奏も安定しています。この日はあいにくリード・ギタリストが体調不良により不在ということで、アコースティックなセットでしたので、各メンバーの技量が浮き彫りになりますが、安定して聞こえると言うことは、すなわち演奏力があるバンドだということでしょう。特に井手隊長のヴォーカルと尾上さんのドラミングは個人的にググッと感じるものがありました。
 尚、当日の詳しいセットリストは下記のNAPZAX公式サイト「Live Report」→「ライヴセットリスト」の8/24のところにありますので。興味がおありの方は覗いてみてください。

 NAPZAX演奏終了後、再び井手隊長とキーボードの智(さとい)さんを加えたフリートークになりました。ライヴ中もそうでしたが、井手隊長をはじめ、NAPZAXの面々はみなユーモアセンスがあり、トークもなかなか面白いのです。この後半トークでも米持氏とのやりとりで観客達を笑わせていました。

 終わったのはだいたいPM10:00、平日だったので井手隊長の好きなラーメンもお付き合いできず、すぐ帰宅しましたが、家に着いてから会場で買ってきたNAPZAXのCDを聞き、余韻を楽しみました!(HINE)

NAPZAXのサイトはこちらから


左から司会の伊万里さん、米持氏、安西氏、ノダ氏

グリーンスレイドの豪華ジャケットを紹介する米持氏

井手隊長の独演

NAPZAXライヴ

井手隊長とキーボードのサトイさん

NAPZAXの2人を加えた後半トーク


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